ポムポム

運命の12人のポムポムのレビュー・感想・評価

運命の12人(2020年製作のドラマ)
4.0
ココ最近では1番ズシンとくる重〜いドラマ
だったように思う。

まさかの結末だったので(それもサラッと)
先入観って怖い
思い込みって怖い、と思いました。
あの12人の陪審員達と同じじゃないか。
我が子を殺める事件は日本でも珍しくは
ないけど、普通はね、我が子を傷つけるなど
ありえないのですよ、普通はね。


2つの殺人での陪審員裁判と
その裁判員達がそれぞれ抱える問題とを
交互に描くドラマです。

聞きなれない言語でしたが
ベルギーのフレミッシュ語と言うらしいです。
ドラマの各話のタイトルがその人物を表しています。

登場人物全員が結構ろくでもない、と言うか
弁護人はともかく、裁判官も警察も結構酷い。

そもそもあの元旦那、女好きすぎるし
そんないい男じゃないじゃん。

最初の殺人は役20年前の出来事なので
その当時の映像が出てきても
あまり似ていなかったりして最初は
なんの話しだろ?と混乱します。

現在(裁判中)、当時の事件辺りの詳細
などが行ったり来たりして
徐々に分かってくる辺りは面白かった。

あの陪審員達の中では
デルフィンが可愛くて。
でもその夫がモラハラ男でイライラしました
こいつこそ○んでしまえーと言う。
デルフィンも同じ母親なのに
フリーは有罪と決めつけてる当たりも
どうなのとも思った。

そんで、最初からエロエロ目線のエロ親父の
人が意外といい人やん。
私が注目したのはアルノルト。
心を閉ざしたちょっと偏屈で見た目「西尾一男」
なんだけど、この人もなかなか不運と言うか
ストレス溜めて生きてる。
最後の話し合いでは唯一真っ当な事を言ってるな
とは思った。

人物がよく書けていて感情移入しやすい
その分見てどっと疲れました。
色々考えさせられます。

こちらの裁判はかなり自由に発言できるのでしょうか?米なら
(異議あり! 推測です)
みたいになりますけどね。。。

自分がもしこの事件の陪審員だったら…
やっぱり正しい判断は出来なさそう。
と言うかもっと警察がまともな捜査しなさいよ。
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