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ヴァルハラ連続殺人事件のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ヴァルハラ連続殺人事件(2020年製作のドラマ)
3.2
アイスランド産ミステリー

レイキャビク警察のベテラン刑事カタと、オスロ警察から派遣されたアルナー刑事が、両目を刺され腹部めった刺し連続殺人を捜査するうちに、閉鎖された少年院で35年前に行われていた職員の暴力と性虐待が明らかになっていくストーリー

北欧ノワール、陰鬱な雰囲気とストーリー展開はいいんだが、カタ刑事は公私混同、職権乱用すぎない?息子の素行に悩む母の姿を普遍的なドラマとして組み込むのともかく、職業倫理が自分の問題/ある事件の被害者でブレる描写であんま好きになれんキャラクターだった

1940年代後半、アイスランドの辺境でほぼ同様の出来事(少年院での虐待)がありその事件を参照している

カタ刑事の上司の、冒頭の人事の件から感じる違和感が、まあそのまま伏線になってた
犯人ともうひとりの犯人&黒幕、概ね予想通りの真相、意外性は無かったけど北欧ミスらしい堅実なミステリーだったと思う