年末の一気放送で見た。
放送当時は野木さんが脚本なので期待してたけど、流行りのあおり運転とはいえ、なぜ今更スピルバーグの「激突」なのかわからず、やたら怒鳴りちらす演技や演出が理解できず2回で断念。
菅田将暉が出てからは少しだけ面白くなったけど、やっぱり面白くなかった。ていうか悪役の造形が本当に下手。全然怖くないんだよ。レクター博士なり、ジョーカーなりの怖さが何もない。
野木さんや坂元さんの脚本は世界的にも通用する可能性があるけど、致命的に演出のレベルが低いんだよな。ザ・日本ドラマって感じ。菅田将暉の背中から蝶が生える映像とか、しつこく映画『ナイトクローラー』のポスターが映るシーンでゲロ吐きそうになった。まともな演出のできる監督の出現が待たれる。
主人公2人が死ぬべきところで何度もすぐに助かる展開は最悪だったと思う。
・同性同士のペア
・真面目と不真面目
(片方はバカで猫っぽい)
・素直に褒め合わないが認め合ってると伝える(時々本音が漏れるが素直にはならない)
・過去人気作(アンナチュラル)との関連性
この辺の要素でウケてるんだと思うけど、いつか野木さんには低レベルな日本人に合わせない本気の脚本を書いて欲しい。