真世紀

夜歩くの真世紀のレビュー・感想・評価

夜歩く(1978年製作のドラマ)
3.5
今夜のつまみは珍しくドラマ。古谷一行主演、横溝正史シリーズ「夜歩く」をNetflixで見かけて、つい観始める。

原作未読。まずは金田一の戦友の谷隼人を始め、彼が復員後身を寄せる親戚筋の古神家と実質牛耳る番頭格の人々に范文雀、清水綋治、岸田森、伊藤雄之助など、キャストが見事に濃い顔揃いな点に感心。これは昭和のドラマならではだよなぁ。結局、全3話を一晩で観ちゃう。

首と手首を切断しての身元隠し。夜歩く=夢遊病。ヒロイン周囲の血縁関係のドロドロ。後半は岡山の鬼首村(悪魔の手鞠唄とは同名異村だそう)へ。江戸時代の四人衆様の怨みなんて話も出てくる。

冒頭の戦場シーンはじめ、古谷・金田一と戦友・谷隼人の友情はドラマオリジナルっぽいけどいいね。原作(金田一はドラマと違い、途中から出てくるそう)も読みたくなる。

シリーズの主題歌、茶木みやこさん歌う「あざみの如く棘あれば」も好きで、カラオケでしっかりと歌えるようになりたい一曲であるよ。
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