これには驚いた。すごいアメリカドラマですね!!!
ロシアンドールのナターシャ・リオン関連で見出したんだけど、、キャラほとんど一緒やん。
これは、レズビアンの監督だねーと思った。負け組ばかりの(囚人)アメリカの縮図ということをすぐ見せる。これこそがリアルアメリカなんだろう。
欧州になると、白人のグループにユダヤが現れる。つまり、白人キリスト教、白人褐色ユダヤ、イスラム、それと黒人だろう。
アメリカでもユダヤをここに描かなかったことは監督の意図かもしれない。監督自体がユダヤ名であるからして、このドラマはマイノリティ視点であること、だからこれだけウケたのだろう。それを理解してみればもっとおもしろい。
まずみんな、濃いキャラでみんな驚くけど、この人種に分けて群がるの、御飯食べるの、これ自然なんだよ。人種や宗教ね。つまり、日本人がはいるとこの女囚部屋ではその他みなさんチームだよ。そう覚えておいて。部族社会なんだよ。
何度もいうが、アメリカでしかない現象でこれ、表現的にこれでいいのか?みたいなことも多く欧州でつくれないだろうから、そういう意味で目を覚まされた。This is 修羅の国アメリカだぜと。
一番面白かったのは選挙のときに、ナターシャ・リオンが皮肉たっぷりに「いつの時代だよ?白人代表とかバカじゃね」ってぶつっというんだよね。
彼女は白人だけどユダヤだからいつも白人を客観的にみている。ま、そういうキャラだ。
誰もこのやり方がおかしいとは気付いてない。白人のヒーリーがそうきめたからだ。ヒーリーじゃない、多分こうやってすると平穏にものが運ぶから、最善ではないがとりあえず案を歴史的に使ってるだけだろう。
候補が「人権の拡大」と言っても誰も興味を示さない。票が入る公約はもっと毎日の生活が目に見えて明日からコンフォータブルにつながることだけだ。いくらそれが人権を侵してたり、地球環境に悪くても関係ないのだ。
この皮肉がとてもよかった。
ウエスト・サイド物語や、ヴィオラ・デイヴィスムカつく、とか、いちいちみんなの一言がおもしろい。黒人みんなそうおもってるんや。
トランスジェンダーが、「アンナの真実」のコーチとか、妊娠する子がロシアンドールに出てたり、ネフリ女優がいっぱいでてくる。やっぱりナターシャ・リオンの母親の愛に飢えたキャラはいつも切なく女が男性と一緒に働きだした80年代に生まれた子ぽくって好き。