“明日は何が起こるかわからない。だから「今を生きろ！」”
窪塚洋介演じる浅海先生が黒板に綴り、生徒に強く訴えかける「今を生きろ！」という言葉が、一貫して強く印象に残る。
突然大地震が発生し、荒廃した未来にタイムスリップしてしまった高校の校舎で、偶然居合わせた花屋の娘・三崎結花（常盤貴子）と高校教師・浅海暁生（窪塚洋介）、数人の教師と生徒たちが繰り広げる生存競争とラブストーリーを描いたドラマ。
こういった予測不能のサバイバルエンターテインメントって、ジャンルとしてはもともと好みなんだけど、民放ドラマにすると予算が限られているからチープになる気がして・・・。でも、以前Tverで本作を久しぶりに観返したらやっぱり面白かった。どことなくチープ感は否めないんだけど、極限状態に置かれた人間の醜さがきちんと表現されていて、さらにラブストーリーとしても成立していて、個人的には満足度◎なドラマでした。生徒よりもベテランの先生のほうが平常心を保てなくて狂っていく様はある意味リアルだったな。
本作は、なんといっても出演者が豪華なのが見どころの一つ。妻夫木聡（元生徒役）、山田孝之、山下智久、鈴木えみ（世代なので胸熱！）、香里奈、水川あさみなど生徒役のキャストの若かりし頃を見ているだけでも楽しい。
