「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」が邪道の変化球なら、こちらは超正統派。
殿様と家来という古色蒼然とした主従関係を、それぞれの立場から分かり合い絆を深めていく群像劇として仕立てられていて超秀逸。
シンケンレッドのラスト付近でのどんでん返しもちゃんと伏線があったのだな。
メンバーそれぞれが個性的かつ魅力的で、和をモチーフにしたデザイン、十一折神大合体、時代劇の東映なのでちゃんとしているチャンバラや殺陣の技術など非の打ち所がない大傑作。
シンケンレッド役の松坂桃李はデビュー作ながら、既にして大器の片鱗を見せつけていた。