SKuri

熱海の捜査官のSKuriのレビュー・感想・評価

熱海の捜査官(2010年製作のドラマ)
4.0
「あー...だいたい分かりましたよ。」


って、嘘つけ!
1〜8話まで言い続けて、全然解決しない広域捜査官、星崎(オダギリジョー)。

3年前に起きた、女学生4人を乗せたスクールバス失踪事件。

解決した様で完結しないミステリー。話を進めるほど謎は深まるばかり...面白い。基本、真剣に捜査しているのに、隙あらばふざけ倒す感じが最高。

キーワードは「2」と「ライン」
気になるのは...
・そもそも現実には存在しない「南熱海市」
・左遷のきっかけ「東京の大事件」
・星崎の先輩「モトコさん」
・彼等の動機と周囲の関係(名前の意味)

通常、どんなに凝ったミステリーでも最後に残す謎は1〜2割。しかし、これは6〜7割は謎のまま?? 最後「は?」って声出た。そんなんでも何か面白い。

でも、ヌメっとした雰囲気の中、折り混ざる真相とおふざけが絶妙なバランスで保たれており、何故か最後までヌメっと観ちゃった。

テシテシテシ。
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