てつ

十角館の殺人のてつのレビュー・感想・評価

十角館の殺人(2024年製作のドラマ)
2.5
20代の頃にこの小説に出会い、それ以来ずっと応援してる綾辻行人さんの原作を映像化。
映像化不可能と言われたこの原作をどうしたのか非常に楽しみでした。

やっぱりね、犯人知ってるとその人の行動とかを映像で観るんやけど、いかにもって映し方なので、やはり映像化は無理っぽいと感じた。
アップが少ないとか不自然な所とかそういう所。

でも、文庫本にして450ページのものを5話にちゃんと収まってる。
エラリィの皮肉屋っぽい演技や島田潔を演じた青木崇高さんもハマってる。
(島田潔の「今日の1本」は観たかったですけど)
ほぼ原作と同じようにストーリーは展開していきます。
原作では描かれなかった中村千織の心情が描かれてるのはよかったかも。

江南くんの部屋が面白かった。
人体模型やマネキン置いてて。
1986年の設定なので、現代とは違い登場人物の喫煙率が多い。
今のドラマでは考えられないですね。
(愛煙家としては観ていてうれしい)

これを機会に全”館”シリーズの映像化を・・・と考えるが、やはりあの小説群を映像化するのは難しいやろなぁ。
観てみたいけど。

只今、綾辻行人さんが苦労されてる最後の”館”シリーズの『双子館の殺人』は非常に楽しみ。
早く読みたいー!
てつ

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