キラ

不適切にもほどがある!のキラのレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
4.5
さすが宮藤官九郎。面白かった!!!

阿部サダヲ演じる小川先生が顧問をする昭和の野球部では、部活中の水分補給が禁止、何かあればすぐに体罰のケツバット。

てっきり、昭和は悪!時代は令和だよ!みたいな方向で行くのか?と最初は思いましたが全くそうではなく、昭和にも良さがあったと教えてくれる。令和から来た中学生キヨシはすぐに昭和を好きになり。
昭和の問題も令和の問題も取り上げているのがバランス良いなあと感じていました。

何かと炎上しやすい今の時代、いちいち注釈が読まざるを得ない大きな文字で長めに表示されていたのもツボです。

タイムパラドクスの話まで始まり、そっちもしっかり練られたドラマなのかと嬉しい驚き。面白くて毎週楽しみに観てました。

豪華なキャストの中でも河合優実さんの役が非常に素晴らしかった。。父親との暴言合戦の一方で、話が進むに連れクイズ番組でかばう場面など父娘間の愛がどんどん見えてきて尊かったです。歌までお上手で素敵でした。

第1話でミュージカルが始まった場面では、え、そう来るの?!と意外性に爆笑。実は歌えるキャスト揃いだったのかあと。2話目からは慣れつつも歌詞を通してドラマのメッセージをふんふんと聞きました。

それにしても最終話の親子の会話は泣けたなあ。。

まとまらないですが、ラストまで一緒に見終えた家族は「うーん結局、どの時代も楽しもうよ!ってことだよね」と言っています。
人生は有限だものね。こうして今日この日を生きられていることに感謝。

取り敢えずこのストーリーの全てのきっかけを作ってくれた登場人物の井上さんにありがとうという気持ちですね!続きもあれば、是非観たい。
キラ

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