にこぺ

1923のにこぺのレビュー・感想・評価

1923(2022年製作のドラマ)
4.0
なんと!ここで終わるのか⁈
ハリソン・フォードとヘレン・ミレン夫婦。老夫婦といえどもプライドは高く、牧場に吹き荒れる嵐に立ち向かっています。
スペンサーは硬派な男だと思っていたのにアレックスに出会ってふにゃふにゃ。トラブルに巻き込まれる率が高く、イチャイチャシーンが多すぎです。ジャックとエリザベスもイチャイチャしがちですね。まあ、若いから仕方ない。
そうそう、ティモシー・ダルトンが嫌悪感を撒き散らす強欲ジジイを演じていてナイスでした。

それよりも目を背けたくなるほどなのに惹きつけられたのが、サイドストーリーとして進むティオナのパート。先住民を矯正しようとする学校に監禁され、”救い“という名の虐待を受けまくります。
こうやってアメリカ人は後から来たのに彼らの土地を奪い、力でねじ伏せ、価値観を押し付け、自分こそが正しいと主張します。今も近いことやってますけどね。

結局、家元「イエローストーン」のケビンコスナーの父ちゃんは誰?ジャックなのか?スペンサーなのか?ジャックは「1883」のジェームズxマーガレット夫婦の第2子の子に当たります。スペンサーは第3子です。ネットで相関図見ましたが、なんか違ってる気がするんですよね。「1923」の続編が出れば解明するんでしょうね。

あと、冒頭のナレーションの意味がよくわからないんです。スペンサーを映しながら「父には3人の子どもがいた。自分の子どもの成長を見届けたのはたった1人。一族の運命を背負った1人は大恐慌の時代を生き、全ての地獄を味わった」と語ります。つまりはスペンサーのこの先の状況を言ってますよね。でも見届けたのは1人というけど、第2子のジョンも牧場にいたじゃないか⁈
にこぺ

にこぺ