小川勝広

Bodies/ボディーズの小川勝広のレビュー・感想・評価

Bodies/ボディーズ(2023年製作のドラマ)
4.4
具体的に説明できない量子論に逃げない、
タイムループも最低限にする、
シナリオは理詰めのつじつま合わせよりも、
登場人物それぞれの感情を、
芝居と全体の演出でしっかりループさせる。

論理は災いを呼び、
愛は地球を救うのか?

1890年、1941年、2023年、2053年、
四つの時代に同一人物の死体、
四人の警官が事件を追う。
どういうこと?

量子論、オカルト、タイムスリップで、
どうせごまかすんでしょ?

ごまかさない、逃げない。

傑作。

電灯など照明器具がチカチカ点灯、大事な登場人物に黄色いブルゾン(『ムービング』も黄色いレインコート、スピルバーグやディズニーでの黄色、13日の金曜日、挙げるとキリがない・・)、
それが無くても充分に成立する所に、
あえて使うということは、
『DARK』へのオマージュというよりもリスペクトに近いものがあるのかもしれない。