シオ

三体のシオのレビュー・感想・評価

三体(2023年製作のドラマ)
3.0

先鋭的な現代SFの金字塔
『三体』

原作を読み
多大な衝撃を受けて
映像化に期待と不安が
入り混じる中
Filmarksの試写会により
wowow版全30話の
第1話と第2話を
鑑賞させていただきました

Netflix版の来年1月公開に
先立ちwowow版が10月始動

原作未読の方にとって
この最前2作で
先鋭的な現代SF感を
感じることは
難しいと思いました

地味なミステリーが
そろりと始まりました的な…
鑑賞後思わず冒頭部分
原作読み直してしまいました

原作三体は大きく三部作に
分かれています
今回はその第一部の映像化と
思われます

第一部はその中でさらに
第一部 沈黙の春
第二部 三体
第三部 人類の落日
に分かれています
沈黙の春は原作50ページにも
満たないほんの僅かな
プロローグ
これが1967年文化大革命の
衝撃的エピソードで
この物語の方向性を
決定付けるものです

そこカットか〜い
やはり諸事情により
内容に対して忖度が
働いたのか

原作が持つ
ダイナミズム溢れる筆致に
少しも及ばないのは
ただただ残念です


映画でもなかなか
体験できない
驚愕の物語
このドラマをきっかけに
原作を読んでみませんか
シオ

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