前編だけ観たが、自分も発達障害なので瀬戸康史が演じた作家(市川拓司がモデル)のキャラクター造形には大いに不満が残る。こんな取ってつけたような描写で発達障害を描けたと思ったら大間違い。
これは主演の瀬戸康史に問題があるのではなく、全体を支配する軽々しい演出に問題があると言える。彼を支えるパートナー役の上野樹里の方が遥かに安定感があり、観ていてそこまでムカつかない。
まあ民放のドラマだから重苦しくしないように気を使っているのだろうが、自分が発達障害だから大衆にバカにされてるみたいで観てて居心地が悪い。原作者の市川拓司には悪いが「障害者を舐めるな」と言いたい。