だが、情熱はあるのたわらさんのレビュー・感想・評価

まだ現行で活躍されている芸人にフォーカスして、放送3ヶ月前の特番までをドラマに取り入れているライブ感に時代の先進性を感じる。当事者が小っ恥ずかしくなるほどの身包みの剥がされっぷりなのだが、そんな彼等の人間性に共感してドラマの企画が動いたのだろう。日テレ資本の打算的な考えはあれど、このリアルタイムを早く届けたく、徹底された取材から作り手の熱を感じる。私たちは「春日」になることはできないので、誰もが「たりないふたり」に通ずるものがあり、学生→大人への普遍的な半生を切り取った良作。