これは予想もしなかった良作。
ただの医療物ではない。精神科病棟の医療従事者と患者のリアルを、誇張した暗さも嫌な重さもなく、それでいてしっかり視聴者に考えさせる絶妙な脚本と演出。精神科と言う難しい題材だと思うが、どの角度から観ても凄く良くできていて、近年の韓国制作ドラマの評価が高いのも納得できる。
毎回スポットが当たるそれぞれの患者の生き方や辛さに、何となく自分に似た部分を見つけるとグッときてしまう事も多かった。
精神疾患や障害が増えている生きづらい今の時代に、誰もが当事者になりうることを教えてくれる
名作。
｢マイネーム｣で狂気のチンピラを演じたチャン・ユルが心優しいエリート医師を演じている。
可愛いパク・ボヨンが壊れていくさまは恐いくらい上手かった。
