藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ シーズン2の1の情報・感想・評価

漫画では二、三番目に好きだった話。 日本版アイアンジャイアントですな。 皮肉で平和で日本的なオチが藤子・F・不二雄作品らしくて良かった。 ただ劇伴がアホっぽいのがちょっとな… もうちょっとSFチックな硬い音楽にしてほしかった。 パンパカパーンみたいなノリを誇張すると余計にバカらしく見える。 アニメでやって欲しかったな… CGは頑張ってたけども。

20240409 NHKBS101 ひょんなことから、鉄人のリモコンを手に入れた老人。鉄人が勝手についてくるので困った。隣家からはうるさいとの苦情。妻は朝までになんとかしてと、邪魔者扱い。 世紀の大発明も居場所がない。処分することを決断する老人、鉄人に恨みの隣家の木を抜かせ、背中に乗って、空中散歩に。大木を手に飛ぶ鉄人、まるで空飛ぶ自由の女神。 散々、遊んだ後、海を見下ろす崖で老人と鉄人、夜明けを待つ。老人、意を決し、鉄人にリモコンを海へ遠投させ、鉄人にリモコンを追わせる。老人、何事も無かったように帰路。 鉄人はリモコンを取って戻って来ない？猫に小判、豚に真珠、年寄りに鉄人。レイダースでアークが普通に倉庫に片付けられたのを思い出す。誰か核兵器も同様に捨ててくれんかな。

第1話から何とも夢のあるお話。 小さい頃誰もが一度くらいは考えたことがある、ロボットに乗って空を飛びたいという願いそのままに平和に終わるのもいい。 あと、鉄人のフォルムがころんとしてて可愛い。最後の風間杜夫さんの表情が素晴らしかった。