一体どこに着地するのか予想しづらいし、主人公以外にも過去作のキャラの生まれ変わりみたいなキャラクターもいたりして面白い。
懐かしのキャスティングあり、サウンドもキャリア初期～後期のコンポーザーたちが担当していたりと、まさにレフン作品総ざらい的な趣あり。
ストーリー自体は「Too Old To Die Young」のほうが衝撃的で中毒性も完成度も高かったが、こちらはこちらで「そういう話！？」という思いもよらぬ方向に向かって楽しい。確かに臭わせ描写はあったけど。
普段なんとなく目にするコペンハーゲンの光景とは全く違う、不法移民、搾取、人身売買、暴力、ドラッグ、ギャングなどのクライム面のリアリティと、ギラギラな非現実的映像と余白を持たせまくるキャラクターたち。
アジア系が意外と出番多い、象徴的なブタたち、ミウの地獄巡りは一体なぜ…等いろいろ考えながら見ていた。
そもそもミウは何者なのか、幸運を呼ぶとは一体どういうことなのか。
Too Old To Die Young同様に大筋は理解しやすいとは思うが細かいことがいろいろ気になるまま残る。
レフン監督一家総出演、一体どんな役だろうと思いきや…そこでそれ！！？？
プッシャーからも(気づいただけで)4人出てたし、例のあの人は今回セリフたっぷり、デンマークの某ドキュメンタリー監督はレフン監督と一緒に笑えるシーンに出てた。
いやー面白かった。
やっぱりクリエイターがやりたいことやってる作品は面白い。
シーズン2の構想だけはあるみたいだけど、やるのかね？どうだろう？またやりたい放題のびのびやってほしい。
※ネタバレを食らうのでimdbのキャスト欄は見終わるまでチェックしないほうが吉(カメオ出演の問題ではなく役名)
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