ブラッシュアップライフのたわらさんのレビュー・感想・評価

本来人生を2周目となれば救世主や大富豪になれたりするものだが、課せられたミッションが交友関係や父親へのプレゼントであったりとその気さくな感じが没入感へと繋がっている。プロフィール帳やプリクラ、覇権ドラマ、流行りの曲など平成30年を近藤麻美と共に振り返っていくような面白みがあり、数々の固有名詞が琴線に触れていく。最終的に何気ない日常に帰結することに説得性があるのも、同級生や同僚との会話に親近感を持たせられた脚本の妙である。