宮下小鳥

大河ドラマが生まれた日の宮下小鳥のレビュー・感想・評価

大河ドラマが生まれた日(2023年製作のドラマ)
3.5
テレビは映画よりいいかげんな作りで、格下で、俺はこんな、程度の低い仕事なんかしたくない。
って、やる気が出ない山岡くん。

上司の阿部サダヲさんも親分にへこへこしてて、全然尊敬出来ないし。

でもその阿部サダヲさん、ただへこへこしてるんやなかった!
へこへこしてる様に見せかけて、ていうかへこへこしてるんやけど、大胆不敵に自分の楽しい様に仕事をしてた!
身内が喜ぶ題材にしてた!

そうやんね。
こんな仕事おもんないな、こんな人生おもんないな、っててきとーにやっててもええけどさ、それやと勿体無いやんね。
楽しんじゃう。
無理やり楽しもうとするんやなくて、ほんまに面白いと思う事をやる。

そこにはっとさせられた。

こういう事で大河ドラマって始まったんやね。
すごいドラマを作ろう!ってことでね。
確かにすごいよ。毎年面白い。

ドラマ作りの裏側が見られて楽しい。
しかも昭和30年代の。
瓦塗る、布敷く。そんなんでええんか。
いや、かえって大変やで。
人海戦術、力技。

簡単セットチェンジ、同一セットでのまとめ撮り、映画スターや歌舞伎俳優がTVドラマに出ること。
今普通にやってることはここが始まりなんやという事が知れて、わくわくした。
宮下小鳥

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