小川勝広

光る君への小川勝広のレビュー・感想・評価

光る君へ(2024年製作のドラマ)
4.0
籠の鳥を逃がした紫式部と、
道長の主人公ふたりが、
その幸せについて話す。

籠の外、自然で暮らすのが鳥にとって幸せ。
ちがう、
籠の鳥は自然では生きていけない。

同じことを、
『アルプスの少女ハイジ』で、
籠の鳥を逃がしたハイジと、
クララの主人公ふたりが、
その幸せについて話す。

宮﨑駿、高畑勲、富野由悠季、大川久男、佐々木守、
総動員でハイジで何をやっていたのかを参考にしているのかもしれない。

『更級日記』『蜻蛉日記』も視野に入れているのかもしれない。



アメリカがバービー人形で『バービー』なら、
日本は紫式部で『光る君へ』か。

NHKマーケットとは微妙に違う、
昨今のマーケット、
ターゲット層と、
数字(視聴率)は連動してくる気配。

このマーケットは広くはないが深い。

どこまで深い?

ブラジルのみなさん聞こえますか~。
南米だけでなく、
実は世界中に地中奥深くで、
時代も越えてつながっている市場。

ゆえに開発すれば、
紫式部からGマルケス、ジョイス、プルースト、
ヴァージニア・ウルフ、三淵嘉子にもつながる大市場。

しらんけど・・


ななほしに~
きたいをこめて~
まんてんのそら~

(キャスト、スタッフに期待を込めて5点にしてほしい4.0点の意)