このレビューはネタバレを含みます
妻子に捧げる"殺しのリスト"
シリアの作戦にて部下のほとんどを失ったジェームズ・リース少佐。唯一生き残った仲間も不審死を遂げ、愛する妻子も殺され、自分の身も狙われる中、妻子を殺した者たちへ復讐を始める。
この世には怒らせてはいけない人間がいる。
ジャック・バウアー。
ジェイソン・ボーン。
そしてジェームズ・リース。
……惜しい!ファミリーネームがBじゃなかった!←
自分の愛する家族を殺されたら。きっと程度はあれど、復讐したいと思うだろう。法律で裁けない敵の方が多い世の中なのだから。
単なる復讐劇ではなく、シリアの作戦に隠された国家ぐるみの陰謀が紐解かれていく。
まさか現役の兵士を実験台にして薬を開発しようとは……人間が考えることはどこまでもおぞましい。
だんだんヒートアップしていくリースの姿に、もう頼むからやめて〜…となってしまった。特に妻子を殺した相手に対してはまぁ酷い。あまりにむごくて目を覆ってしまったほど。
部下を失い、名誉を失い、妻子を失い、そしてもう失うものはないと思いきや、最後には友人まで。
あーあー……もう悲しすぎてどん底とはこのことだよ。
尽くした祖国から裏切られた英雄は、海の彼方に消えていく。
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それにしても、殺しの見本市だったな…
射殺、射殺、惨殺、射殺、爆殺、爆殺、自殺、射殺。
……いや、そんな見本市でもないか。
線で消されていく"ターミナルリスト"。
娘への弔いに、海に消えていく。
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トリが窓に激突したくだりは、結局何だったの?!?!
いっぱい出てきたけどこのシーン……
出てくる割にあまりうまい回収のされ方しなかったな……
テイラーキッチュ、かっこいい〜!!
どこかで見たことあるんだけど、何に出てたんだっけ?といつも忘れる人。