全10話とはいえ…
これは軽い気持ちでは観れないぞ、と覚悟して見たけど、それでも重い社会派ドラマ。
内容の主題は、まんまタイトル通り。
未成年の犯罪とその裁判と、下される判決、そして犯罪を取り巻く人、家庭、環境、社会…
どこか釈然としない、薄ら暗〜いドラマや映画を作れせたら、今や韓国が世界一なんじゃないだろうか？ってくらい、見てて辛く、家族や遺族、当の子供たちの思いが切なくて、度々涙が出た。
いずれも実際に起きた事件をモチーフにしているそうだけど、お隣の我が国でも似たような事件は沢山ある。
見ながらふと思ったのは、「罪を憎んで人を憎まず」の言葉って、もしや未成年のためにあるんじゃなかろうか？ってこと（多分違うけどw）。産んだ親、育てた親、環境、社会が、子の人格を形成し、時に罪を犯す人を作る。
子供ってのは、浅はかで利己的で衝動的な一面があれど、実は10歳くらいで既に基本人格が出来上がっているそう。本人の性質×生育環境を細かく数値化出来れば、要注意人物になり得る可能性も、はじき出せる気がする。ぜひどこかの国か自治体で実験してみて欲しい笑
そんなこんなで、視聴率とかはさておき、見終わった後にあれこれ思いを巡らさせられ、人によっては我が身を顧みさせ…という意味で、大成功な社会的意義のあるドラマだったと思います。
なかなか骨太だけに、見るのに体力が必要だった。心身共に元気な時に見るのがおすすめです。
