ずっと見たいと思っていた作品。ゆっくり見ていて、大みそかの今日、ついに最後まで見ました！
作品全体の雰囲気は結構暗いですが、暗くなりすぎず、深刻な回でもほっとできるシーンや笑顔になれるシーンが必ずありました。
一つの回を見終わって、そういえば話としては今回あまり進まなかったな…という回もありましたが、不思議と停滞している感じはなく、じっくり見られる作品でした。
登場人物たちが余命わずかな状態にもかかわらず、「かわいそうでしょう？」というような描き方ではなく、静かに自然に描くことで、心に温かさを感じさせてくれました。
私はキム・ギョンナムさんが好きでこの作品を見たのですが、彼の演技が本当に好きだなぁとあらためて思いました。
ギョンナムさん演じるウチョンは５話くらいで初めて少し笑顔を見せ、その後もあまり表情はないのですが、無表情の中に伝わってくるウチョンの思いがたくさんあり、すごくいいなと思いました。
インスクとウチョンがアン・ウンジンさんとギョンナムさんだったからこその、この作品の良さだったと思います。
他のキャストの皆さんも、全てのキャストの演技が素晴らしかったと思います。
特に、「九尾狐伝1938」で知ったハン・ゴンユさん(この時は本名のハン・ギュウォンさん)がこの作品ではかなり悪い役ですが、ご本人のさわやかさとは全く違う良い存在感を出していました。
平行して見ていた「今からショータイム」に出ていたアン・チャンファンさんも良かったです。
そして、二人の子役、ジフとサナ(特にサナ役のソ・ヨヌさん)も素晴らしかったです。
毎回のオープニング映像と音楽、最終話のラストシーンの字幕の言葉(日本語字幕が、そうじゃない、と思いましたが)がとても良かったです。
