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不可殺 -永遠を生きる者-のニコのレビュー・感想・評価

不可殺 -永遠を生きる者-(2021年製作のドラマ)
3.2
studio dragonが手がける、ビッグスケールなダークファンタジー!と言えば聞こえがいいけど…

なんやろ…
万引き家族×妖怪大戦争×トッケビ−ロマンチック&コメディ=今作、みたいな。
蓋を開けると箱が入ってて、その箱を開けるとまた小さい箱が入ってて、いよいよ中身見たら…それほどのものでもないですけど、みたいなガッカリ感w

600年前、呪われた子が死んだ母親から生まれてきた。村八分にされ、孤独の中で高官に拾われたのち、鬼物討伐のプロフェッショナルに育つが…と、掴みはいいものの、そこからが頓珍漢。
まぁ分かるのよ、分かるんだけど、見てるこちらは何が何やら追いつかないの。
600年前の呪いとは?プルサガルは誰なのか?600年前の悪縁奇縁はすでに1000年前から始まっていた?600年前に何が起きたか?1000年前に何が起きたか?ぜーんぶ分かるのが最終話。

よーこの内容だけで16話も引っ張ったわ!
しかもその最終話、そこですごいカタルシスがあるわけでも、なるほどー!って感動するわけでもないから、あれ?見終わっちゃった?!終わっちゃった?!みたいな肩透かしをお見舞いされる。
まぁ最後は綺麗にまとめていたけど、なんだろー時系列がダメだったのかなぁ。1000年前を描いて600年前を描いて、未来のラブ要素を軸にして、60年前に何があったか…みたいだともっと面白かったのかな?


ここからちょっとだけネタバレ。
見ちゃう方は自己責任で🙏











これから見る人は、ほんとネタバレしてるから見ないでね🙏














本当にね🙏








本当よ🙏←しつこい















1000年前、山奥の洞窟で身を寄せ合って暮らしていたプルガサルの男と女。女が人間の赤子に心を奪われ、その成長を見守りたいと人里に降りてしまう。ところがその女がプルガサルであることが人間たちにバレ、窮地に立たされることに。それを助けるべくか、孤独に耐えきれずか、男も里に降りて人間を皆殺しに…。

いや待ってー!ここ待ってー!ここは古き良き伝承話みたいでいいんだけど、1000年前に呪いをかけた相手が、600年後には自分の身内になって、自分も苦しむ羽目になるわけよ。人を呪わば穴二つを地でいくスタイル。
そしてまたその縁は現代でも続き…みたいな。
3日前の自分に言うとしたら、「これそんなに見なくてもいいやつかも…」の一言。映像は綺麗なんだけど、何かとリアルで小汚いし、血のりの量も半端ない。ずっと誰かがどこかが血まみれ😂
あーもう、そうでもと言う割にこんなに長いレビュー、私ちょっと怒ってるのかな、ぷんぷんなのかな笑笑
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