面白いねー。
本当に面白い。韓国ドラマ日本超えた？じゃなくてハリウッドも超えたんじゃないかしら。というか、韓国だからと色眼鏡ではなく見られますね。テーマが普遍的なんです。そこがいい。日本のくだらん視野の狭いテーマじゃない。
年齢的に北野武と山本太郎が出てた『バトルロイヤル』とか、主催者側の制服とか『20世紀少年』のトモダチを思い出すんだけど、あの訳のわからない理由で殺しまくるのではなくちゃんと理由があって、その参加者にも実は一回は拒否権が与えられるという非常におもしろい設定だと思いました。
いろいろな映画のツギハギ感はいなめませんが、主人公の人の良さそうな顔がすべてを救っています。目が細くて垂れてるだけでいい人なんだろうなぁと効果はこういう映像では絶大です。
よくある人を殺さないと自分が殺される設定、って倫理的には良くないのですが、こういう作品がまだまだ人気があるというのは人間にまだ倫理が残ってるという所で其のスレスレの向こう側を覗く気持ちでドキドキするのでしょうね。
それにしても私が面白いなと思ったのはおちょくりながらも宗教者の使い方や、学歴社会、北朝鮮エピソード、収入格差、男女格差、年齢差別、資本主義など、朝鮮半島ならではエピソードもすきです。
日本の映画にはない普遍的なテーマの料理がうまいですね。本当にうまい。こりゃ、ウケるよ。アジア圏だけじゃなく。
あとね、一番よかったのが、韓国ドラマでよく見るつるんつるんの顔をした整形女が出てこなかったことね。あのひらべたーいつるんつるんの顔をみると見るき失せるのよ。あたし。(ごめんね)これに出てた子はほんとうに髪の毛とかボッサぼさでつるつるの笑顔じゃない。それがよかった。ほんと、あたしみたいな観客つかもうと思ったら、もうやめてほしいの。アイドル採用は････彼女の狐みたいな目はほんとうに良かったし、、、もう女の子たちも、髪の毛ツルツルにしなくていいんだよ。的メッセージが含まれてて嬉しかったわ。
あと、やっぱりですね。私が一番ニヤっとしたのは、この主人公の｢おじさん方｣やゲーム参加者的な自堕落な生活をしてるだろうと想像させるキャラクターもやはり皆さんプロの役者ですから、脱いだら皆さんすごい。筋肉隆々としていて鍛えてる感がばっちりで。緩い体の方は一人もおられず･･･まだまだハリウッドの俳優のほうが太ったり痩せたりするぜ。。と思ったり。
唯一、某シーンでの、おっさんしーんだけがすんごいひどい裸体が出てきて、あそこだけすんごい現実感ありましたね。
でもあのシーンは現実を語ってて大好きです。あの役者さんよくやった！あれこそリアルな社会なんです。あの動物のような裸体こそこの世界を牛耳ってる人種なのかもしれません。あの皮肉をああゆう形でいやらしく見せる。そこには韓国人も日本人もありません。
セットの未来感がとても良かったです。セリフよりも無言での切羽詰まったプレイヤーの行動がおもしろい。時々、自爆していく人の人間らしさにもはっとする。おすすめです。
シーズン2があるのなら！是非とも見たい。でもこれでいいかな。それにしても、、。。
