邦題がダサい。
原題はSmotherで黙殺するという意味ですが、ドラマを見てればmotherと掛けてることは察する筈。
そして黙殺も母親という存在もラストで強調されているシーンで幕を閉じるのだから、邦題がとても浮いている感じ🙄
物語は、ヴァルの50歳の誕生日パーティーから。賑わいも佳境、突然ヴァルの夫デニスが離婚を発表。
ヴァルはカールと新生活を始めると暴露。
3人の娘たちは驚愕……。
翌日、岸壁で夫デニスの死体が発見された。
警察は事故死と殺人の両面で捜査を始める。
デニスという男は（1話で消えるけどw）その後、彼の横暴さや卑劣な行動が明らかにされていく。
長女に投資を持ちかけ病院のお金を横領させ、共同経営者の弟には内密に杜撰な工事発注、弟の妻には「彼は浮気している」と嘯いて夫婦関係を破綻。ヴァルの親友と浮気。ヴァルと交際していたカールへ「ただで済むと思うなよ」と脅し、彼のある過去を探し出して職場に匿名でリーク……と、恨みは山程勝手そうな人物だったと明かされてゆき。
デニスを殺したのは誰なのか？
というミステリーのテイをとりつつ、小さな町で暮らす家族の問題を深掘りしていく展開。
家族ドラマの側面が強いです。
誰が犯人でもおかしくない設定と展開なので、最終話で真犯人が明かされても、デニスめ……本当に碌でもない野郎だったな……の感想。
クリスティの小説並みに相関図が少しややこしい。
それにしても娘達は問題を抱えると3人揃って「（デニスに）相談したわ」というやり取りの流れになるのがw
ヴァルに話と「反対されると思った」って、君らももういい歳なんだからwww
デニスに相談し結果しこたま最悪の事態を招いて彼死亡後に余波を食らっているのが……もうねwww
ヴァルの二女アナは、終始口をへの字に曲げて臨戦態勢だし、三女グレースは情緒不安定、そこに夫の死で家族がピリピリムード、何か問題が発生するたびに、飛んでいく。
観てて思いましたが、この土地は車が無いと生活出来ない……。
6話できれいに纏まったミステリー。
風景の美しさも一役かっています。
