橘

邪神の天秤 公安分析班の橘のネタバレレビュー・内容・結末

邪神の天秤 公安分析班(2022年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

「殺人分析班」では捜査一課十一係だった鷹野さんが、公安へ異動になった「公安分析班」。
こちらも面白かったです。
シリーズ化してほしいこちらも。

公安のやり方でも、鷹野さんは実直にやるし、最初は「公安のやり方に従え」みたいな班のみなさんも、(彼は彼のやり方でやらせたほうがいい)みたいになっていくの良かったです。
真っ直ぐ向き合うから、佐久間班(佐久間さんはわからん)はもちろん、捜一の頃の被害者遺族も真犯人・葬儀屋も「鷹野さんなら…」みたいに取り込んでしまう。

「殺人分析班」の面々がちょっと出てきたのも嬉しかったです。
石倉さんと比留川さんはファンサかもだけど、神谷さんと早瀬さんはしっかりと。
鷹野さんが佐久間さんと一緒に神谷さんと早瀬さんから呼び出されたとき、「鷹野もすっかり公安だな」みたいに神谷さんが言っててシュン…てなったけど、そのあと鷹野さんを聞き込みに連れてってくれた早瀬さんが「お前そういうとこ変わらねぇな」って言ってくれたの救われた気持ちになりました。
愛されがすごい……
そして相羽姉。。。。レクター博士みたいに毎シーズン居てほしい。

青木崇高さんほんと鷹野さんぴったり。実直さの演技に全く嫌味がなくてすごいな。。
不気味な筒井道隆さんも、陰気に見せといて薄っすら揺れ動いてる松雪泰子さんも、良い意味で存在感が薄い小市慢太郎さん(張込みレベルピカイチ)も、がんばれ溝口くん福山翔大さんも、ずっと公安の捜査員だと良いのかも?な徳重聡さんも面白かった。
メインじゃない方々も確かな演技でした。
怖い渋川清彦さんと最強殺し屋伝説国岡な伊能昌幸さんはあんなに怖かったのにスッといなくなったな……それは新興宗教教祖な麿赤兒さんもか。

復讐のための連続殺人事件なら公安でなくやっぱり捜査一課なのでは?と思ってたらちゃんと地球規模のウイルステロだったので公安の事案でした。よかったです(?)
羽と心臓がつりあってる天秤と、アメミトが描かれた石版の意味も凄かったなぁ。
「邪神の天秤」にも唸りました。


そうかー、続編あるといいなと思ったけれど、鷹野さんが公安に異動した目的「元相棒の相羽隼人が殉職した事件を調べたい」が解決したからもう難しいのかな〜
Filmarksみたら、「殺人分析班」のほうは各シーズン5、6話だけれど、こちらみたいに10話あるほうが丁度いいなぁと思いました。詰め込みにならないけど弛れることもなく。
橘