ソラアユム

スター・ウォーズ:アソーカのソラアユムのレビュー・感想・評価

スター・ウォーズ:アソーカ(2023年製作のドラマ)
3.9
題名:スターウォーズ:アソーカ
鑑賞日時:2023年10月18日
鑑賞方法:Disney+
評価:3.9(MAX5.0)

『ジェダイであることはライトセーバーを使いこなすことじゃない。精神を鍛えて、身体を鍛えるの』
 

鑑賞期間:2023/10/11~2023/10/18
2023年39本目

□アナキン・スカイウォーカーのパダワン アソーカ・タノの活躍を描く。

 まずはアニメシリーズ『クローンウォーズ』や『反乱者たち』を見ていない身からのレビューであると前置きしておきたい。

 オーダー66を生き延びた最強のジェダイ戦士アソーカの戦闘シーン、もっと言えばライトセーバーを駆使した殺陣はシリーズ随一のクオリティ。ヴィランであるベイラン卿もベイダー卿に匹敵するカリスマ性と正統派のライトセーバー捌きで良い。なぜ、これが映画版でできなかったのかは甚だ疑問ではあるが…

 アニメシリーズを見ておくことを推奨するが、予習していなくてもそこそこ楽しめるとは思う。

 ただし、今作のテーマであるジェダイオーダーの教えと師弟関係についてはやや消化不良気味だ。アナキンとアソーカの関係、アソーカとサビーヌの関係の双方どちらもぼんやりとしたことしか描けていない。偶然の産物か意図した作劇かは定かでなないが、ベイラン卿とそのパダワンの関係は非常に深く描かれているので勿体ないと感じた。

 今作最大の敵であるスローン大提督も全く脅威に感じない。どうやら銀河帝国軍でも一二を争う軍師らしいのだけれど、今作を見た限りでは到底知将には思えない。圧倒的な兵力を保持しながら、たった数名のアソーカ一派に対して戦力を小出しにする舐めプ作戦には疑問符しか浮かばないし、優秀な駒をいとも簡単に犠牲にしてしまう迷走ぶり。

□まとめ
 個人的にはSWシリーズに大きな思い入れが無いことと、アニメシリーズによる補正が効いていないこともあり傑作とは言えないが、良作品の部類ではあると思う。


以上