Nikkai

花咲くいろはのNikkaiのレビュー・感想・評価

花咲くいろは(2011年製作のアニメ)
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チャリティー配信で視聴。「ハナヤマタ」と混同していて、ほのぼの日常アニメだと思って視聴し始めたら、いきなりハードな家庭環境と、旧態依然とした旅館でのシゴキという、重い設定のお仕事・青春アニメで驚いた。
主人公の人間関係は波乱万丈で逆境ばかりだが、緒花はメンタルと行動力が最強なので、全部良い方向に持っていってしまう。「自分が変われば周りが変わる」「居場所は自分で作る」というメッセージが、心に刺さった。
登場人物は結構クセがあり、最初は大体嫌いになるのだが、物語が進むにつれて気づけば全員好きになっている。でも、コンサルの崇子と息子の縁はやる気のある無能って感じでずっと腹が立つな。序盤のピリピリした人間関係は、旅館でバイトした日のことを思い出すくらい、結構リアルだった。
「ホビロン」や「ぼんぼる」という面白い造語が、意外と物語の鍵になる。あと、全体を通してnano.RIPEの曲がめちゃくちゃ良かった。EDの入り方がスムーズ。
アニメによるまちおこしの成功例という点でも凄い作品で、私も視聴後めちゃくちゃこういう旅館に泊まりたくなった。
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