次郎

ひろがるスカイ!プリキュアの次郎のレビュー・感想・評価

ひろがるスカイ!プリキュア(2023年製作のアニメ)
4.0
プリキュア20周年にして娘とリアタイした初の作品。主人公初の青キュアや男の子プリキュア、成人プリキュアと主役キャラクターにこれまでにない革新さを込めたからか、作品の内容としては敢えて日常描写に尺を置かれていた感。新技や新コスチュームといったわかりやすいカタルシスがなかったのも少年漫画的ヒーロー像とは違う着地点を目指したかったのだろうなとシリーズを終えて思う。終盤になっても敵組織の全貌が明らかにならず、クライマックスにおける駆け足具合にはやっつけ感があったものの、そもそも敵と戦わないのに変身シーンがある回が何度もあったことから自覚的だったのだろう。そうした方向性と展開の食い合わせの悪さは感じたものの、キャラクターの魅力で最後まで飽きずに見ることができた。ちなみに一緒に見ていた幼児は後半の幹部として出てきた紫ハゲが苦手で出てくる度にリビングから脱走してた。
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