ある日の金曜ロードショーで、「今日はアニメか・・・」と流し観していて、その日のうちにハマった作品。
そもそも、剣と魔法、種族が共存するハイファンタジーは私の大好物。
舞台と風景、モンスターに魔族、そして様々な魔法等、ＲＰＧの王道という感じが良い。
更に絵も綺麗なものだから、その世界にグイグイ惹き込まれる。
本作は勇者一行が魔王を討伐したその後を描いた物語。
1000年以上を生きているエルフのフリーレンが、冒険を共にした仲間の死（寿命）に直面したとき、その仲間をよく知ろうとしなかった事を後悔。今度は人の心を知る為に冒険を続けていく。
1000年生きてきたエルフにとってはたった10年冒険を共にした仲間。けど今度は人を知るために、10年の冒険をなぞり振り返る物語が実にエモい。
本作の１クール目の冒険はとてもゆっくり進むのに、共感できる演出満載で心揺さぶられる。そもそもが空想のファンタジーなのに。
２クール目は一転して迫力ある魔法とバトルが中心となっていくが、そこでは魅力的なキャラ達が多数登場。
こう見えて実は・・・といったギャップに振ったキャラクターが本作の人気を支えている事がよくわかります。
戦闘アクションも作画が綺麗で実に見ごたえあり。
記憶に生き続ける人は忘れ去られた時、二度目の死を迎える。
けれどヒンメルとの冒険の記憶が今後も数千年フリーレンの中で生き続けるというほんと尊い物語。
といった感じで、シリーズが終わったロス感が半端ないのですが、気長に2期を待ちたいです。
