高校生の明るい青春ストーリーかと思ったら真逆だった。高校生であることとか夏休みとかはテーマにさほど関係ない。
絵はとても綺麗で明るいが壮大でかなりスリルがある。
でもたまにギャグ的要素もあって暗すぎずバランスが取れていてずっと観ていられる。
生死や良心を問われる究極の選択がノンストップ。
機転を効かせてうまくいったり思わぬ計算違いで失敗したりが何度も何度も。
最初は頼りなかった彼らがプロのソルジャーのようにぐいぐい強く賢くなっていくのが面白い。
みな強い絆と硬い意志があり、それを更にい強くしながら仲間と世界を救いにいく。
レンダってレンダリングのこと？主人公なんで片目色違うの？なんでこの女の子いつも水着なの？この女の人はなんで超人的に強いし速いの？マタギのおじいさんは何でずっといる？という疑問は観ていればやがてわかる。
次々と新たな事実が明らかになり新しい展開が止まらずに続く。
イッキ見にするとまるで映画。
１３話でOPが変わるがこのタイミングでこういう楽曲にしたのがぴったり。
アニメアニメしていなくてすっきり観やすい。いやそういうのいいから、そうはならんやろ、というのが一つもない。観ていて何もひっかからないというのは何話も観るには重要な要素。
典型的な萌え過ぎなロリキャラや、厨ニ闇落ち悪役が少なく、普通っぽい人物が多い。完全な一般人も重要な役割を果たす。アニメ嫌いにもおすすめ。
ところでこの作品雨の描写が素晴らしい。夏が蘇る。
「どれだけ長く生きたかじゃない いかに命を使い切ったかだ」
デリンジャー...南雲先生が持ってる小型の銃。有名。
思考実験のスワンプマン...雁切がカゲについて問われた時とぼけて挙げた。もし自分の死後に自分の体や心、記憶を持つ存在がいたらそれは自分といえるか、という題。swamp沼や湿地の意味。スワンプマンは日本語で沼男と訳される。
上げ潮・下げ潮…上げ潮は干潮が終わったあとに満ちてくる潮。満ち潮とも。下げ潮は干潮に向かって潮が引いていくこと。引き潮とも。釣果は一概に決まらず地域は季節によって変わる。
スレッジハンマー…先生が使う大槌。両手で振り下ろして使う。同名のカクテルはウォッカとライムだけの強い酒。ダイナミックハンマーとも呼ぶ。
あっぽけ…和歌山弁でアホの意。
