あまりこの時間帯のNHKのアニメを観ることはなかったのですが、物語のコンセプトがなかなか面白そうだったので観賞。
地上へ投げ込まれた“球“が様々な刺激を受けながら、成長していく物語。主人公の“球“(作品中ではフシと呼ばれる)の声を川島零士さんが務める。
観察者(声:津田健次郎さん)によって、地上へ“球“が投げ込まれた。その“球“はありとあらゆるものの姿をうつし、変化することが出来る。石、コケと姿を変えた“それ“はレッシオオカミの姿となり、あてもなく歩き続ける。すると一人の少年と出会い...。
精神的にも肉体的にもエグい描写はあるものの、その果てに見えるものは美しい。
作中全編通して思うことはこの作品はどれだけ姿を変えて見た目では判別出来なかったとしてもその奥深くにある愛を感じとることの尊さである。物語が進むにつれ、死なないながらも人間のような考えをもつようになるフシがなかなか面白かった。
