ゆみこさんの映画レビュー・感想・評価

ゆみこ

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流浪の月(2022年製作の映画)

1.5

映像がすごく綺麗。構図の取り方とか、色使い、陰影の作り方が絶妙で、そこに存在しているようなリアリティのある絵作りに成功している。
でも、映画として見るとまるで写真+詩のような仕上がりで、物語や台詞が作
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

主人公は冒頭からすごいテンポで訳わからない事に巻き込まれて行くんだけど、それが見事に違和感なく見られるように作り込まれている。最後には「え?!そうだったの?」という展開もあって、もう一度見返したくなる>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

原作ファン、鈴木亮平ファンとして期待を込めて見ました。正直言うと、期待しすぎたかもしれない。世界観を現代の新宿風にアレンジしているのはナチュラルで良かったんだけど、クライマックスへの盛り上がりが「こん>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.8

原作漫画を全話読んだ上で鑑賞。
どこまで再現できるかな?と不安を抱えつつ見てみたけど、めっちゃ面白かった!
シュールな世界観やちょっとおかしな人間模様をしっかり表現しつつ、アクションシーンのクオリティ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

5.0

主人公を三世代に渡って違う役者さんが演じるんだけど、服装や生活がまるで変わっていても目つきだけは全く同じで、顔を見ると同一人物だと理解できるように構成されている。役者さんの高い演技力に感服します。
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

最高。ラストの解釈を見る人に委ねる感じも沁みる。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

イルミネーションだしきっと安定して面白いだろうと思って見てみたら、めちゃくちゃイマイチだった。クライマックスでは劇場の支配人や警備員の人たちがまるで極悪人のようにボコボコにされるけど、これってむしろ主>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

ジブリ好きな自分としては、ハヤオ、あなたの集大成はこれでええんか、、と悲しみに暮れた。
宮崎駿がやりたかったのはエンタメではなかったということか。ストーリーはもはや観客にわからせる気がないと言われても
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

現代の地獄がよく描かれている。
抜け出せない貧困、病、出生に対する絶望。血でピエロの笑顔を自身の顔に描くジョーカーは、ズタズタに傷つき心は血に塗れながらもそれを笑う事しかできない彼の人生を象徴していて
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海獣の子供(2018年製作の映画)

2.5

映像美はガチですごい。でも、本当に映像美全フリでストーリーがほぼないと言ってもいい。とても綺麗なミュージックビデオを2時間観るようなもの。流石に長い。エンタメとしては残念ながら微妙。

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.5

大人も子供も安心して楽しめる名作。世界最高峰レベルの日本のアニメーション作品を存分に楽しめる。人間関係のもどかしさ、罪悪感を繊細に表現しつつ、アクションシーンへのこだわりも見どころ。誰にでもおすすめで>>続きを読む

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

実写化の難しそうな作品ではあったけど、結構原作が忠実に再現されていてびっくりした。全体的に役者さんが役にハマっている。特に日向役の今田美桜さんとドラケン役の山田裕貴さんがとてもよかった。今田美桜さんは>>続きを読む

GANTZ:O(2016年製作の映画)

5.0

大好き。私は実写のガンツでガッカリしたタイプなんだけど、このフルCGガンツは本当に完璧だと思う。原作ファン歓喜間違いなし。こんなに大阪編を忠実にかつ映画ならではの映像美に落とし込んで制作チームには感謝>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

アマプラで配信スタートされていたので鑑賞。
millennium paradeの音楽は確かに素晴らしいんだけど、時をかける少女ほどキュンとする感じもなく、設定がサマーウォーズに似通っている割に絵のクオ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.7

ディズニー&ピクサーによる数多ある名作の内の1つ。美しいCG映像で描かれる死者の世界にはとにかく魅せられる。どんなに離れてしまっても、2度と会えなくなったとしても、「覚えていて」という事の奥深さを感じ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

貧しく歪ながらも幸せに生きる寄せ集めの家族が描かれている。是枝監督は本当に役者さんの演技を引き出す力がすごい。この作品はなにより安藤サクラさんの名シーンが見所。あれは演技ではなく本物。完全に目の前に信>>続きを読む

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.5

ストーリーではなく世界観に浸る系。もしこの世界観が好みなら、嫌いではと思う。キャストが豪華だしそれぞれ魅力的に描かれている。ラップでミュージカルをやるのは試みとして面白い表現だったと思うけど、ラッパー>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.5

尺が4時間くらいあるのでその点は覚悟して観た方がいいが、「洗脳」「カルト宗教」と言った重々しいテーマからコメディ調の謎展開、エロやアクション表現など盛り沢山でなんやかんや最後まで飽きずに見られるし、と>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.8

グロ耐性・病み耐性のない人には絶対にオススメしない。主人公が異常な殺人事件に巻き込まれて狂っていく様が生々しく描かれている。冒頭の形だけの家族で地獄のような空気で食べる食事風景からもう秀逸。

モンスター上司(2011年製作の映画)

4.0

仕事でしんどい時に見ると多分元気になれるコメディ映画。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

シネマなのに大胆にサイドをカットした4 ・6?の構図は衝撃。そしてその構図の面白みがふんだんに組み込まれたこだわり尽くした画面構成が秀逸。魅力的なキャラクターが繰り広げるヘンテコな物語にも引き込まれま>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.5

清朝最後の皇帝である溥儀(ふぎ)の数奇な運命を疑似体験できる映画。溥儀が生まれ育つ紫禁城の中の現実味のない不思議な世界観がクセになる