ユメルさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

ユメル

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レスラー(2008年製作の映画)

4.3

ミッキー・ローク自身が栄光と挫折を経験しているからこそ体現できる、大きな背中から滲み出る哀愁や孤独感が胸に突き刺さる。

ホント観ていて、痛いし、辛い。だけど清々しい。そんなリングの上でしか生きられな
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

クリント・イーストウッドという男の人生がこの映画に写し出されていると思う。

商売に失敗して、麻薬の運び屋という危険な仕事に手を染めながら、悲壮感というものは感じられない。長い人生、酸いも甘いも経験し
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

心がとても穏やかになる。静かにじんわりと響いてくる映画。

同じことを繰り返せる幸せ。
今はまだこの幸せを実感できていない。しかし、これから長い人生を歩んでいくにつれて、じわじわと感じていくんだと思う
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.3

まさにカオス。途中から何もかもが暗号に思えてきたし、変な人物がたくさん出てくるし、何かエロいし、主人公はクズだし。

とりあえずネタバレ解説を読んで、機会があればもう一度観てみよう。

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.4

映画って本当にいいもんですね。

冒頭の迫力ある戦闘シーン。戦争で仕事と恋人を失ったアルベールと顔の下半分を失ったエドゥアールの強い絆。エドゥアールがその時々の気持ちを仮面で上手く表現するセンス。
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.5

犯人の顔が見えず、状況がまったくつかめない恐怖。響き渡る銃声と逃げ惑う若者達の悲鳴がリアルな緊迫感を生み、鳥肌が立った。

ノルウェーは死刑がない国で、77人殺したこの犯人は懲役が最長で21年とのこと
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

NO MUSIC,NO LIFE.

とにかく音楽がサイコー!そして観ていてニヤけてしまうくらい、青春してる!

ちょっとダサいけど、真っ直ぐにエネルギッシュに生きている姿がなんかカッコいい!

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.9

何がなんでも生きてやるっ!
顔をしかめたくなるような強烈な人間臭さがスクリーンから伝わってきた。

目を背けたくなるシーンが多かったが、社会にはびこる問題(貧困や障害、いじめ、売春等)を観る者にストレ
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あの日のオルガン(2019年製作の映画)

4.6

周りからすすり泣く声がかなり聞こえてきました。それほど心に響く名作だったと思います。

この世から戦争がなくなればいいのに!

一つ残念なのは、こんなに良い作品なのに上映館が少ないこと。あまり多くの人
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.2

とりあえず1回観て、訳がわからんって、なった。だから、ネタバレ解説を読んで、もう1回観てみる。

どうやら、不気味でミステリアスでエロティックでスリリングな世界に迷い込んだのかもしれない。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.8

日韓関係がかなり険悪な状態の時に、よく公開したなあ!という作品。

韓国が製作しているので、反日映画なんだろうけど、日本人=全員悪という描き方ではない。
国家の横暴に疑問や違和感を持つ人達や誠実な日本
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.8

My favorite movieになりました!

人種問題という重いテーマを扱いながら、コメディータッチに描かれていて、時折、劇場内が笑いに包まれて、ほっこりしました。(ラストが特にそう!)

凸凹
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.4

コリン・ファース、エマ・ストーン、二人のステキな役者さんを観るための映画。

南仏のロケーションやレトロな音楽とファッションはベリーグッド👍

ストーリーはラブコメの王道。だけど、二人の年齢が離れす
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.8

ティッシュとファニー。幼なじみの二人が織り成す、恋物語は美しく、甘く、暖かい。その反面、アメリカの黒人差別が根強く残る社会の汚さ、醜さに胸を痛めた。

どうか二人が幸せに暮らせますように…。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.0

新時代のニューヒロイン爆誕!

原作は読んでないのであれですが…。 ストーリーはありきたりです。しかし、それを補い、お釣りがでるほど凄く、圧倒される映像美とアクション。

そして、愛を知り、悲しみを知
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

王室という上流階級の上品な世界で繰り広げられる下品で醜いドロドロ劇。

どの時代、どの国でも、人間って本質は変わらず、同じような醜い部分を持っているんだ!

その醜い部分をこれでもかっ!というくらいに
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.3

電話からの声と音だけで、こんなにもハラハラドキドキさせられるとは!

主人公のアスガーと一緒になって、聴覚から情報を集めて、想像して事件解決に挑んでいる自分がいた。

劇場もほぼ満席でした。オススメで
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.8

重い障害を抱えていたとしても、夢を追い続け、前向きに生きる人は魅力的だし、カッコいいんだよね。

年齢も関係ない。自分も目標や夢を持って、生きていきたいと思う。

ちなみに大泉洋は何を演じても大泉洋で
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.2

ドイツ人ケーキ職人とイスラエル人夫婦の複雑な三角関係を描いた恋愛劇。

ドイツとイスラエルの微妙な関係。宗教の違い。LGBT…。

せつなくて。だけど美しい。
とても良い作品に出逢えたと思います。

若い女(2017年製作の映画)

3.5

31歳。もうたいして若くはない。見栄っ張りで、ウソつきで、癇癪持ちで、恋人に捨てられ、仕事もお金も住む家もない。そんなちょっとメンヘラな痛い女、ポーラ。

こんなキャラクターが主人公だとコメディーにな
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.1

宇宙飛行士を目指している人、そうでない人にも(要するにみんな。)観てもらいたい映画だった。

とにかく臨場感が凄かった。カメラの揺れが凄い。アームストロングと共に生き、宇宙へ、月へ行った感覚になった。
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半世界(2018年製作の映画)

4.0

人生の折り返し(平均寿命の半分)地点を生きる39歳の男達の友情を描く人間ドラマ。

親子の愛、夫婦の愛、地元愛、仕事愛。作品を通して、様々な愛を感じることができました。

一皮剥けた稲垣吾郎、抜群の演
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ザ・カニバル・クラブ(2018年製作の映画)

2.5

秘密クラブのシーンがそんなになく、そもそも設定をカニバルクラブにしなくても良かったのでは…。

また、期待していたホラー感もあまり感じられず…。ちょっと残念でした⤵

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.6

母についた優しい嘘。その嘘がバレて、長男の自殺した原因は自分にある、と父、母、妹がそれぞれ重い十字架を背負うことになるが、そこから家族の再生が始まる。

家族の自殺という重いテーマを扱った映画であるが
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

ストーリーよりも音楽とカーアクションを楽しむ、スタイリッシュでオシャレな映画でした!

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.9

ナチスだからとか、戦時中だからとかではなく、いつの時代でも起こりうる胸糞悪い実話ベース!の映画。

借り物とはいえ、権力を得た人間の恐ろしさをこれでもかっ!というほど見せつけられた。

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.5

今のところ今年のナンバーワン。

笑いあり涙あり、愛に溢れたステキな映画!

国の違いや宗教の違い、インドとパキスタンの対立した関係。それらを乗り越える人間愛を感じることができた。

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

4.5

何が善で何が悪なのか?
家族とは?

とても考えさせられる映画で、役者の皆さんの骨のある演技が相まって、とても見応えがある作品でした。

最後に清原果耶の圧倒的な透明感!
役名である大野奈々名義で唄う
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

4.0

美しく雄大なロケーションや美味しそうな料理、家族同然の愉快な仲間たちにとってもほっこりさせられました。

マキタスポーツ演じる大豆農家と、小日向さん演じるチーズ職人のエピソードがとても良かった。

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.8

ストーリー的にはありがちな青春映画なんだけど、劇中の音楽やダンス、ファッションからセンスの良さが感じられた。

チャンブラにて(2017年製作の映画)

3.3

手持ちカメラで少年ピオを追い続ける感じのドキュメンタリータッチの映画。

実際のスラム街での撮影ということもあって、その地の閉塞感やカメラワーク(手振れ満載)から緊張感を感じることができた。

主人公
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.5

安心、安定の池井戸作品。
とにかく役者の演技(とくに顔の演技)の熱量が半端なかった。
TBS×池井戸潤の集大成と呼べる作品でした。

赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

3.0

全体的に暗い世界観。とても重く、誰も救われない映画だった。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.5

LGBT(性)の映画であり、牛や羊の出産、流産のシーン、父の介護のシーンなど生の映画でもあった。

激しい描写が結構多くあったが、神々しくもあり、美しいラブストーリーに仕上がっていたと思う。

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.5

妻ジョーン役のグレン・クローズの演技が素晴らしすぎた。アカデミー主演女優賞取ってほしいなあ!

それにしても若い頃のジョーンを演じていたのが、グレン・クローズの実の娘さんだったんですね。どうりで似てる
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マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)

4.0

マチルドの母への愛が全編において、感じられた。孤独なマチルドとフクロウのやり取りは重いストーリーを緩和させるのにちょうど良かった。