ユウカさんの映画レビュー・感想・評価

ユウカ

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関心領域(2023年製作の映画)

4.4

新鮮な映画体験でした。
めちゃくちゃ良かったし怖かったしムカムカしたし、感情ぐるんぐるんにされた。

激怒(2022年製作の映画)

3.0

様々な制約に初監督作品という要素を踏まえた上でも、もうちょい魅力的な作品だったらよかったなと。
ヨシキさんやたら生真面目だなっていうのが印象的。
専門的なスタッフの意見を汲みながらそつなく撮影した結果
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

監督の原初的記憶のイメージが情感豊かに映し出されている。
タイプライター両手に街を闊歩する二人の少年を捉えた一連のカットだけでなぜか泣いた。
バルザック丸パクリは笑った。

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.4

ピラミッドの横でゴジラとコングがプロレスする場面はゼイリブを思い出しました。
あの世界の生態系がどうなってるのか気になりすぎる。
コロッセウムで寝るゴジラ可愛い。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.5

もっと踏み込んでくるのかと思ったら絶妙に浅い上バトルアニメっぽい感じでだいぶ萎えた。
あと、人間って怖いよねの一言で消費されておしまいの世間的な受け取られ方も鼻につく。
やっぱりアニメは線とか色、情緒
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ラスト・ショー(1971年製作の映画)

4.5

クソ最低で最高な青春映画。
泥臭くて汚くて歪で人間味溢れるテキサスの田舎町で繰り広げられる人間地獄。
サムみたいなおじさんいたなー。
シビルシェパードの成長力たるや。
ジェフも最高。
ニューシネマ以降
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

別れ話の段階踏んで語り合う場面が妙に生々しい。
20代なんだから色々やりゃあいいんよ。
人生なんて死ぬまでの真剣なお遊びです!!

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.7

さいこーう!!
カッコ良すぎる。
ずっとビンビンだった。

日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

2.5

踏み込みが浅い。
無機的な問い、その展開の仕方は興味深いし考えさせられるが、作り手自身が客観的に分析する力量が乏しすぎる。
それゆえに最初から最後まで主観的だしドキュメンタリーとしてはちょいきつい印象
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

ノーランの作品の中で一番好きかも。
3時間はちょい長いけど。
風立ちぬみたい。
アインシュタインとの会話が肝。

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.4

テンションぶち上がり。
こういう映画を見て純粋に楽しめる精神状態であり続けたい。

火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.2

冒頭のドロップ投下からのタイトルシーケンスへの流れだけでも演出ウマお。
主人公側のせいたとせつこに寄りすぎず遠ざかりすぎずの難しい塩梅を試行錯誤してる感じ。
節子の純粋水面ジャンケンにはやられた。
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.1

ひどい話だが相変わらずポランスキー映画。
本人が二回も出たのは流石に笑う。ヒッチコックもビビるやつ。
ポランスキーの暴力描写は大好き。

父、帰る(2003年製作の映画)

4.2

このぐらい抽象度を高めた方が個人的に映画はグッとくる。
余白は余白でいいんだよ。情感が撮影の節々に満ちているんだから。
あとお母さん綺麗すぎ。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

体調悪い✖️軽度な精神的落ち込み状態で見たおかげで、ボウ君の主観時間にうまく適合できた。
主観と客観が乖離したゆえのスリラー演出が多く、やはり精神的に参ってる人、鬱気質の人がアリアスターの作品に反応す
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マザーズ(2016年製作の映画)

4.4

大好き。
個人的かつ超感覚的な人間の言語化不可能な領域を、どうにか上手く映像化したいという若き創作者の意欲がビンビンに伝わる。
日常が壊される感じが最高。
アンチクライマックスなオチも好印象。
アッバ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.1

ヴィーガンも肉食もどっちも同じようにアホらしく描いていて良かった。

黄龍の村(2021年製作の映画)

2.6

楽しいんならいいんじゃないすかね。
乗れないけど。

夏の遊び(1951年製作の映画)

4.8

ベルイマンの中でも特に大好きな一本。
喜びに溢れた青春のロマン的断片を積み上げる一方で、後半訪れる絶望も容赦なく描くアダルトなリアリズムに感嘆する。
自然描写がキャラの感情とリンクする演出も最高にグッ
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愛の狩人(1971年製作の映画)

4.1

物語はよく分からないけどニコルズの冴えた演出に惹かれてしまう。
男女の関係に対して相変わらずシビア。

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.7

いいんだけどさすがにもうちょい過剰な出来事が起きて欲しかった感。
純粋さと気持ち悪さを兼ね備えた奇妙な主人公で新鮮でした。
わりかし都合の良さを感じた。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.5

素晴らしい。
真面目にやってるから笑える。

街のあかり(2006年製作の映画)

4.2

真顔×ど正面。
タバコ映画。
演出が巧みでずっと見てられる。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.4

よかったよかった。
ちゃんと二人の物語に的を絞る感じがグッド。
役者の演技も生々しくてずっと見てられる。
視線や口のアクションでもって十分すぎるほど人間の心理や感情が伝わってくる。
サルトルとかエゴン
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欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

4.8

スペインの谷崎潤一郎こと、ルイスブニュエルの遺作。
飽くなき欲望と愛の連鎖、そしてその頂点には決して達せられないという真理こそ、ブニュエルの芸術家としての手腕がよく発揮されている。
ポルノ的な快楽が、
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