ユウカ

夏の遊びのユウカのレビュー・感想・評価

夏の遊び(1951年製作の映画)
4.8
ベルイマンの中でも特に大好きな一本。
喜びに溢れた青春のロマン的断片を積み上げる一方で、後半訪れる絶望も容赦なく描くアダルトなリアリズムに感嘆する。
自然描写がキャラの感情とリンクする演出も最高にグッとくる。
天候や気温が人の体や心に及ぼす影響は舐めちゃいかん。
絶妙にキモい叔父さんの描写とかも良い。
ベルイマンは人間の心理的悲哀を表現するのが上手い。
さりげない演出の妙味にも毎回惚れ惚れするし、台詞選びにもやられる。
結局大好き。
ユウカ

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