katohyさんの映画レビュー・感想・評価

katohy

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孤独な場所で(1950年製作の映画)

3.7

ウディアレン映画にも引き継がれる、男ってバカだよねー映画。

ハンフリーボガードの映画初かも。
他はもっとカッコいい役なんだろうけど、
ダメな男っぷりが実際そうなんじゃ、と思わせて結構リアル。
女優陣
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帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

3.5

リアルタイムで毎週テレビで観てた世代。
だけどこれまで劇場版を映画館まで観に行く程ではないくらい。

でも今回なんか気になり、他見たかった作品が時間合わなかったりで、何十年振りかのあぶ刑事。

そんな
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

4.2

同監督の新作がカンヌで話題と言う事で、過去作を。

基本4人しか出てこない。
最初のカットからよい意味で何の映画かよくわからない。
ストーリーはわかりやすい復讐ものだけど、前半から何かが起こりそうで不
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.1

前作に比べてストーリーがあった気もするけど、基本縦横に動き回る所は変わりなし。
砂漠を登ってく感じとか迫力。
ちょいちょいバイクがこけるのがリアル。
あと物量で圧倒。
大きな画面、映画館ならではの迫力
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波止場(1954年製作の映画)

3.6

日本侠客伝にもあった港町、労働者の話。

今の視線で観ると人が死んでも案外サクサク進む感じだし細かいツッコミ所はあるけど、ラストの人沢山いる桟橋のシーンは見応えあった。

マーロンブランドの無骨な雰囲
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

自分の見たいストーリーや正義を信じる。

切り取られた事象をすべてだと思うネット民、テレビ視聴者。

観客である我々たちのことでもあると、突きつけてくる。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

気分的にもシンドくなるのヤダなー、と、空白あたりから同監督作観てなかったけど、新作も公開されたタイミングでストリーミングにきてたので。

成り上がってくぜ!な映画として観た。
昔だったらバンドや役者だ
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黒い罠(1958年製作の映画)

4.0

オープニングの長回しからゾクゾクする。
いろいろと省略されている様な所もあってあれ?みたいな流れもあるけど、絵になるシーンや、奥行きある画面や、最後の掘削機や橋のあたりの使い方も見応えあった。
橋のシ
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上海から来た女(1947年製作の映画)

3.9

ドラマシュガーの最終回に引用されてたシーンがよくて、早速鑑賞。

いろいろと展開には、何故?
みたいな所もあるけど、
後半はストーリー関係なくチャイナタウンから遊園地から、これやりたかったんだろうなー
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アウトサイダー コレクターズ・エディション/アウトサイダー ディレクターズ・カット版(2005年製作の映画)

3.6

休みだったので、いよいよ「悪は存在しない」を観るぞ!
と意気込んで、座席を予約したものの出掛けに時間確認でメールを確認したところ、同じ日の別映画を予約してて、もう始まる寸前の時間…。
お金はあきらめて
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.8

人間って馬鹿だよねー、なお話。
ウディアレンぽい。
と言うか彼が影響受けてるんだろうなー。

映画にはタバコとマッチ。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.1

これまた三十数年振りくらいに鑑賞。
懐中時計タイヤの下に置いたり、
登記簿破ったりのシーンは憶えてた。
と言うか後の作品に多く引用されてる気が。

ストーリーはすっかり忘れてた。
エンディングはやはり
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360(2011年製作の映画)

3.8

AppleTv のシュガーが面白いので、ショーランナー務める同監督作を。

登場人物と共にいろいろな国を巡る感じがよかった。
登場人物多いので、追いきれなかったりもしたけど
編集もお遊び感ありつつ、
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

80年代初頭、小学生の頃にプロレスを少し観てたくらいだけど、なんとなくリッツバンエリックは名前聞いた事あったかも、くらい。
途中出てきたブルーザーブロディーはよく観てた記憶が。

こんな話があったのも
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夜の人々(1948年製作の映画)

3.7

サクサク進む。

外部は描かれず閉じた数人の人間関係で進む。

車が走るシーンと柵があるシーンが印象的。

殺人者(1946年製作の映画)

3.8

シュガーに引用されてたクラシック映画シリーズ。
一つ一ついろいろな事柄が繋がって行くストーリー。王道。
いろいろ突っ込みどころもあるけど、画面に映る役者陣のスター性でねじ伏せられる。
後半のダイナーで
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.6

私と同世代、一つ違いのシャルロットゲンズブール。
80年代舞台で、既に親世代となった彼女と同世代向けてのアイドル映画的要素強い様な気も。

異人たち(2023年製作の映画)

3.7

かなりパーソナルな作りに。
だからこそ観ている側がいろいろな見方ができるのかと。

大林宣彦版を今年観たばかりで、そちらが個人的にはハマったかなぁ。

それでもやっぱり泣けた。

サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.8

Apple TVで配信されてるドラマ、シュガーが面白くて毎週の楽しみのひとつ。
そこで引用される映画のシーンもカッコいいので、マークして、
観られるのはちょっとずつ観ようかと。

って事でこちら。
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

ハリウッドのストの影響か、すっかりリバイバル上映増えて思いがけず、過去の映画が観られる様になって、何か劇場で観る映画も旧作の比率が増えてきた気もする昨今。
これまた30年前にレンタルビデオで観た映画再
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四月の魚(1986年製作の映画)

3.4

高橋幸宏の訃報を聞いた時、音源いくつか聴き直したりしたけど、何故かこの映画を思い出し見返してたいな〜と思い、加入しているストーリーミングサービスで探すも配信されておらず。
観たいライブがあり一カ月だけ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

よくある話だけど、だからこそなのか、ぐっと来る作り。
最初の段差だらけの街の風景から、大林宣彦か!さびしんぼうか!
みたいな感覚でやられる。

ニューヨークの街の景色や音も丁寧に描いていて、その風景観
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

被爆国の人間としてはいろいろと思うことあるけれど、歴史を知るのは大事。
原爆の恐ろしさ、人間の恐ろしさをあらためて考えさせられる。

後半の公聴会にしろ民間人に原爆落とすにしろ、全く法と言うものが機能
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

3.8

初鑑賞。
そして劇場鑑賞!
大画面に映し出される風景見てるだけでぐっと来る。

いろいろと突っ込みどころも多いけど、役者陣の顔のアップの説得力でねじ伏せられる。
イーストウッド、ハードな雰囲気と洒落も
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次郎長三国志 第三部(1964年製作の映画)

4.0

次郎長三国志、月一ぐらいで順番に鑑賞。
ハイスペックなCGやらIMAXやらばかりだとちょっとカロリー取りすぎて疲れて来るので、定期的に。
過去の価値観や今に繋がる文化なんかも観られるので、良い。

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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.6

いろいろとこちらに解釈委ねるつくり。
何度も殺される伊勢谷友介の醸す哀愁が良かった。
殺す方もエネルギーいる。

生きるとは?
仇討ち制度も必要だよねー、みたいなことぼんやり考えさせられる。

もう少
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.8

映画、ドラマで最近中東脱出もの続いたのでその流れで鑑賞。
ストーリーシンプルでゴールまで逃げる移動もの。
シンプルではあるのだけど、中東問題がどれだけ複雑かも描かれてた。
ISIS、タリバン、イラク、
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.8

インスタで岸井ゆきのさんが観た映画であげてたので、気になってた作品。
ストリーミングにきてたので鑑賞。

70年代のドイツの一人暮らしのおばさんの話からヨーロッパの移民問題や戦争の話なんかが見えてくる
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.6

悪ふざけ感満載。
昔の日本のヒーローもの観てる様なアジトのチープ感。

何故か突然ビートルズ。
やっぱり楽曲の存在感凄い。
もうちょっとCGに頼らない画面やアクション見たくはあったけど、なんだかんだと
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

先月寒かったり、忙しかったりで、映画観れてなかったから、今月は時間空いたら行っとこ月間で、たまたま急きょお仕事早く上がれたので、20:40からIMAX滑り込んで鑑賞。
前半砂漠ばかりでついつい意識が遠
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.0

なんとなく見始めたら、面白くて一気に見てしまった。
中学生の頃、四十年近く前に同級生のウチに遊びに行った時観たけど。

昭和、それ以前から続くザ芸能!的な芝居の世界の理屈が今ではいろいろダメなんだろう
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.1

これまた早稲田松竹にて三十数年振りに鑑賞。
映画館では初。
それもフィルム上映。
フィルムで70年代の汚れたニューヨークとデニーロの視線見てるだけで痺れる。
音も深みあってよかった。

いろいろ覚えて
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.8

三十数年前にレンタルビデオで観た記憶もあるけど、早稲田松竹で劇場鑑賞。

いろいろな後続映画の引用元だとわかる。
三谷幸喜の芝居みたいな前半から移動と同時に緊迫感増す後半の緩急がより緊張感増す。

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ブルースの女王(2015年製作の映画)

3.5

リトルリチャードのドキュメンタリー観て音楽の歴史大事とおもい、べシースミス。

昔、と言っても100年くらい前だけど、いろいろと家族や性に関しても流動的。
昔からブルースとか下ネタ多い。

リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

4.1

ロックンロールの一つの歴史。

ポップミュージック、商業化される以前からの芸能の歴史の一面でもあって、日本にもあてはまることはたくさんある。
知らないこと、初めて知ることもたくさんあった。
思いきり泣
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.9

前二作に比べるとかなり長いけど、何の話?みたいな所も含めてゆるっと観れる。
前半着てた映画衣装のコートがカッコよかった。

最後のパートでやっぱり映画館で観る映画だなぁと。
今、ストリーミングで観てる
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