KUBOさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ラスト サムライ(2003年製作の映画)

4.5

Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下で行われている”35ミリで蘇るワーナーフィルムコレクション“の中から『ラストサムライ』を鑑賞。

久しぶりに見たけど、感動したなぁ。

ここから世界のKen Wat
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

『ドミノ』、原題は”Hypnotic” (催眠)。

公式HPには、この映画の仕掛けについて何も書いてないにも関わらず、「ネタバレ」表記にせずに一行目から思いっきりネタバレしてるレヴューがある。気をつ
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(2023年製作の映画)

4.0

東京国際映画祭8日目の今日は、今回のTIFFで一番見たかった(と言っても、一番見たかったの3本あったんだけど)北野武監督最新作『首』!

たけしがどんな本能寺を描くか、予告編からたいへん楽しみにしてき
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ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.5

最新作『-1.0』鑑賞前に、『ゴジラ』シリーズを復習。続いて第2作の『ゴジラの逆襲』。

第1作の大ヒットを受けて作られた、はっきり言って2匹目のドジョウ。

前作にも登場した山根博士(志村喬)が出て
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ゴジラ(1954年製作の映画)

5.0

最新作『-1.0』鑑賞前に、『ゴジラ』シリーズを復習。まずは第1作の『ゴジラ』。

歴史に残る傑作にして、ゴジラの原点。

1954年のビキニ環礁で行われた水爆実験により被曝した第五福竜丸事件は当時大
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.6

東京国際映画祭6日目、もう一本は、『エクソシスト 信じる者』。

あの「ブラムハウス」による『エクソシスト』の正統な続編。なんとオリジナル版のクリス・マクニール(エレン・バースティン)が登場! ちゃん
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

㊗️ゴールデングローブ賞受賞‼️

東京国際映画祭6日目は、ヨルゴス・ランティモス最新作『哀れなるものたち』。

ヨルゴス・ランティモスの美しきフランケンシュタインの奇想天外な冒険の物語。

エマ・シ
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.2

白石晃士×韓国ホラーのコラボってことで、ちょっと気になってた『オクス駅お化け』見てきました。

井戸にこだわるのは『リング』? 呪いの対象が移るのも『リング』? Jホラーとのコラボっていうと、やっぱり
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.2

やっと見れました、岩井俊二の『キリエのうた』。

いや、素晴らしい映画だった。

まず、アイナ・ジ・エンドの存在感!

先日亡くなった「もんたよしのり」があえて声をつぶした、という話を聞いたが、ヴォー
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

東京国際映画祭4日目は、タイカ・ワイティティ監督最新作『ネクスト・ゴール・ウィンズ/Next Goal Wins』。

かつて「0-31」というワールドカップ史上最多失点で負けた記録をもつFIFAラン
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.0

Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下で行われている”35ミリで蘇るワーナーフィルムコレクション“の中から『ラブ・アゲイン』を鑑賞。

実はこの作品は初めて見た。2011年、この頃は病気で映画館とか行け
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私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?(2022年製作の映画)

3.6

今日はBunkamura ル・シネマ渋谷宮下で『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』を鑑賞。

原発会社の労組の代表モーリーン・カーニーが、自宅で襲われ、あそこにナイフの柄の部分を突っ込まれ
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JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

3.5

「JFK暗殺陰謀説は、真実である」by オリヴァー・ストーン

東京国際映画祭2日目は、1991年にあの『JFK』を発表したオリヴァー・ストーン監督による新しいドキュメンタリー映画『JFK/新証言 知
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

4.0

今日の試写会は『#つんドル 人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』。

本作は、大木亜希子さんの原作『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(祥伝社刊)
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

今年も東京国際映画祭が開幕。今日はオープニング上映のヴィム・ヴェンダーズ監督最新作『PERFECT DAYS』を鑑賞。

カンヌ国際映画祭で役所広司が主演男優賞を獲った本作。教え子の居酒屋が撮影場所に
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.6

事件の裏にある政治的背景が、総理の友人とか、ゴルフに行く仲とか、あからさまに加計学園なんで、観客から笑いが起こった。

誘拐犯からの要求が「政治家の罪を告白させる」って、安倍の頃からずーっと思ってる国
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東京画(1985年製作の映画)

4.0

最新作『PERFECT DAYS』公開の前に、ヴィム・ヴェンダーズ監督作品を復習。

小津安二郎を愛したヴィム・ヴェンダーズの東京を写したドキュメンタリー。

冒頭で、映画の聖地を「日本」とし、映画の
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

最新作『PERFECT DAYS』公開の前に、ヴィム・ヴェンダーズ監督作品を復習。

カンヌでパルムドールを獲った名作なのだが、初見の時から私とは相性が悪い。

ヴィム・ヴェンダースって、人と町を撮る
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スイート(2022年製作の映画)

3.5

スイート

SSFF & ASIA 2023「秋の国際短編映画祭」にて鑑賞。

子供に習い事ばかりさせて、太るからとチョコレートも食べさせない管理&教育ママ。

こういうのって高度成長期の頃よく指摘さ
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

最新作『PERFECT DAYS』公開の前に、ヴィム・ヴェンダーズ監督作品を復習。

これは当時、まずCDが大ヒットしてたんでタワーレコードで買って聴いてて、映画もアカデミー賞のドキュメンタリー部門に
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

最新作『PERFECT DAYS』公開の前に、ヴィム・ヴェンダーズ監督作品を復習。

公開当時、カンヌ国際映画祭で監督賞を獲って話題になり、私が見た初めてのヴィム・ヴェンダーズ作品。

「人間になるこ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

「インディアンの命は犬より軽い」

マーティン・スコセッシ監督最新作、レオナルド・ディカプリオ&ロバート・デ・ニーロ、ダブル主演『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を公開初日に鑑賞。

「オセージ族
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カミーユとコンティさん(2022年製作の映画)

3.5

カミーユとコンティさん

SSFF & ASIA 2023「秋の国際短編映画祭」にて鑑賞。

シングルマザー、たいへんなのはわかる。子供も吃音で、子育てがたいへんなのもわかる。

だけど、アル中直す気
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スパロー(2022年製作の映画)

3.0

スパロー

SSFF & ASIA 2023「秋の国際短編映画祭」にて鑑賞。

アル中のスパローは、妻にも愛想を尽かされ、ホームレス同然の暮らしをしている。

そんな中、ひょんなことから映画のちょい役
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DOCOOK(2023年製作の映画)

3.5

DOCOOK

SSFF & ASIA 2023「秋の国際短編映画祭」にて鑑賞。

絵本のような優しいタッチ。

お兄ちゃんがおでかけしちゃって、お家にひとりぼっちになっちゃった幼い妹(?)。

野球
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.5

エドワード・ヤンがあの『牯嶺街少年殺人事件』の後に撮った『恋愛時代』を4Kリストアー版で鑑賞。

『牯嶺街少年殺人事件』で1960年代に実際に起きた事件をモチーフに日本占領時代から戦後にかけての台湾を
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在りのままで咲け(2023年製作の映画)

4.0

松本動監督最新作『在りのままで咲け/在りのままで進め』完成披露特別上映会に参加してきました。

水村美咲さんプロデュースの短編と長編の二本立て。両方とも素晴らしかった。

「夢を持っているママが一番か
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

4.0

今日の試写会は、映画『エクスペンダブルズ ニューブラッド』日本最速試写会!

『3』以来、10年ぶりに帰ってきた『エクスペンダブルズ』。

いきなり「そんなバカな!」って展開で始まって、大ピンチの中「
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.8

みんな『007』になりたいんだろうな。いや、チームがあるから『ミッション・インポッシブル』か?

ジェイソン・ステイサムだから、マッチョバリバリの諜報員かと思いきや、そうでもない。

武器商人のグレッ
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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

3.5

大前提として、姉アリスと弟ルイは憎しみ合っている。

ルイは自分の子供の葬式にも姉アリスを入れずに追い返す。

アリスは両親を見舞いに来た病院で、弟がいるのを見かけただけで、意識を失って倒れる。

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旅するローマ教皇(2022年製作の映画)

4.0

『海は燃えている』のジャンフランコ・ロージ監督による、ローマ教皇フランシスコが、2013年の就任以来9年間で53カ国を訪問した「旅」の、800時間にも及ぶ膨大なアーカイブを編集し、時系列を追って教皇の>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.6

新作『ニューブラッド』鑑賞前に、公開以来10年ぶりにシリーズ3作目の『エクスペンダブルズ3』を復習。

今回の敵はメル・ギブソン。今までで一番ラスボス感あるなぁ。

ブルース・ウィルスの代わりに、なん
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.0

新作『ニューブラッド』鑑賞前に、公開以来11年ぶりにシリーズ2作目の『エクスペンダブルズ2』を復習。

オープニングから派手ですなぁ! 前作以上に金かけた大作感。

シュワルツネガーに今度は「溶鉱炉で
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

4.0

新作『ニューブラッド』鑑賞前に、公開以来13年ぶりに最初の『エクスペンダブルズ』を復習。

チャーチ役のブルース・ウィルス、まだ元気だなぁ。

スタローンとシュワルツネガーとブルース・ウィルスの三巨頭
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

4.0

おもしろい演出の映画だったなぁ。もっと渋〜いジャズの映画かと思ってたけど、笑いもあるし、何より映画がすごく自由!

1988年って設定だけど、もっと古い60年代くらいの雰囲気だ。「昭和」ってのを、なん
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

4.0

『死霊館』シリーズのスピンオフとしては、今までで一番おもしろかったんじゃないかな。

本作は『死霊館のシスター』の純粋な続編。

前作で倒したはずの悪魔ヴァラクが復活し、再びシスター・アイリーンが立ち
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