kuziraさんの映画レビュー・感想・評価

kuzira

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散歩時間~その日を待ちながら~(2022年製作の映画)

2.6

平凡な時間が流れていく映画

もうそんな世界も懐かしく進んでいく訳だけど
どんな世界であっても映画の中だけは普通なのより
物語らしい物語が好きだなぁっと単純に感じた

本当に気になる所が多すぎて
狙い
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

映画離れをしつつあったここ最近に
とてもちょうど良い映画でよかった

本当は僕にとってだけで言えば
この映画で描かれている事って
結構大事なポイントな気がするけど
重すぎずに描いていてちゃんと呆れられ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

言葉を残すのも勿体無くなる映画

この所もう全くレビュー書いてないけど
どうしても何か書きたくなる映画でした


どんな誰かにでも見てほしい映画って
最近なかったけどこれは本当に今、
一番に映画館で見
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

青春映画ってこうでなくっちゃって
ありとあらゆるものを全て可能にして
潔いくらい駆け足で走り抜けちゃって

行きすぎちゃったね〜てへへ〜
くらいがちょうどいいんだし許されるんです

夢や未来の1番美味
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リスタートはただいまのあとで(2020年製作の映画)

3.9

清らかな自然と景色、伝統や作物を
産み出す田舎町を舞台に
あまりにも清らかすぎる恋愛は相性が良すぎる

恋愛も大自然も幻想的すぎやしませんか

ここまでいくとフィクション性が
強すぎるけどこんな恋愛が
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世紀の終わり(2019年製作の映画)

3.7

冷静さの中に性と動、生と道を感じる作品

ちょっとばかし知りたいことがあって
LGBTQ(こうして何か特別なようにカテゴライズするのが好きじゃないけど)
取り扱う作品を最近よく観てて

特にこの作品は
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his(2020年製作の映画)

4.6

実際、人を疑い続けたり、憎み続けたり
許さないことって、許せないことって
自分自身にとっても本当に体力がいる

一生傷が癒えない事だって余裕であって
だからこそ傷口を思い出さないようにする為に
許さな
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.7

なんだろう、今この人と僕は
何かが始まってしまうんじゃないだろうかって
シンパシーのようなものを感じる瞬間って
人生の中で思い返してもいくらかあって

独特の憂いを帯びた、湿度の高い
ねっとりとした気
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

なかなか見る機会を失いつつあった作品

観たい!っていうより"観とかないといけない"
感覚に陥ってしまって手が出せなかった


自分の「物語として観たい世界」と
この作品から全面に漂う熱とか圧とか
"
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

"初恋"を細心の注意を払いながら
限りなく、丁寧に取りあつかう

人生においての一瞬が永遠を纏い
人を豊かに色付け、心に富む

昨日のことのように覚えてる
寧ろ昨日の事より鮮明に覚えてる

しなやかで
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.6

住んでる所から離れた映画館に
なんとなく足を運びその傍で大きく輝く
スカイツリーも上映後には
やっぱり真っ暗に消灯していた


人間なんて自分なんて意味不明で
この映画も人生も訳がわからないのに

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うみべの女の子(2021年製作の映画)

4.5

家に帰ってきてから
涙を流した映画は、初めてでした


もう何もかものしがらみから抜け出して
どんな繋がりとも、おさらばして
海を、ぼーっと眺めていたい


事後の2人の隙間から流れる
「風をあつめて
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街の上で(2019年製作の映画)

4.7

物語の中って本当に息がしやすい

その中でもこの映画は特に心地いい


ちぐはぐに世界の心地いい部分を切り取って
圧迫感がなくて、過ごしやすい

映画館の両隣がいないのと同じくらい
隙間とゆとりと余白
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.7

最初見始めてると息がどうもし辛くて、
苦しくて苦かった

命がけで実った恋ってのがサクッと
映画内で容易く描かれる
不倫描写や、身体接触描写に持っていかれて
今ある幸せが脅かされそうになる感覚というか
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.5

なんとも強引な力なんだろう
もう前半の心のダメージを負ってからの
後半の謎の疾走感とのギャップに
心が引きずられながら観ていた

傷だらけでなんでこんな映画を観なくちゃ
いけないんだとさへ、思ったりし
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.0

この映画が大好きだと言っていた人と観た

優しい人なんだなぁって思った
僕にはどこか物足りなくて心ついていかなくて
これくらいが心地良いような
でもなんか物足りないような
そんな映画だなぁって漠然と思
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君の結婚式(2017年製作の映画)

3.5

やだなぁ、初恋って。やだなぁ、恋愛って

こんなにすれ違って手が届かないなんて
こんなに彷徨って相手を掴めないなんて

そういうもんなのかなぁ、苦いなぁ
そういうことなのかなぁ、酸っぱいなぁ

それと
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ジョーカー(2019年製作の映画)

-

書くまでにかなりの時間を要してしまった

とまぁ、皆さんが言っておられるように
この映画は凄すぎるし、恐ろしすぎる

ちゃんとエンターテインメントとして
観れてる自分にも拍手すべき作品だった


自分
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男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

3.7

そんないい加減な。
人生は恋愛が全てみたいな人間は辛い

すぐ近くの優しさとか周りの心遣いとか
そういうのを見逃し続けてる人って
本当こう浅はかだし、残念なんだよな
可愛くなんかないよ、可哀想だよ
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.8

この映画を観てから頭がこの映画でいっぱい

本当に素敵な作品に巡り合うと
こうして言葉を書くのも嫌になる

だってこれは本当の1対1で
オンリーワンのface to faceな映画だから…


この映
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.5

正直に言うと期待しすぎた
これを口に出してしまうのは避けてたけど
めちゃくちゃ楽しみにしてたから
なんとなくクッソーこっちが歯痒い

面白くなかった訳ではないけれど
消化しきれてない感、
テンション無
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.7

人生ってドラマだと思うし
映画になり得る事の連続だと思うけれど

それってやっぱり
到底、映画になんかなり得ない
地味な普段の生活があるからして
華やかなドラマが成り立つ訳なんです

この少女と叔父さ
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.5

夢のような恋だった

その時間が短ければ短いほど
深ければ深いほど、近ければ近いほど
あれはもしかしたら夢だったんじゃないか

幸せで埋もれて現実への輪郭が薄れていく


お互いの生活や心が安定してい
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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年製作の映画)

4.0

いつかの記憶で
深夜にあの花のアニメ一挙放送がやっていて
前編、後編でわかれていたのだけれど
僕は前編だけ見て後編を見逃してしまった

話題には聞いてたけどアニメをそこまで観ないから
あー、やってるな
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.7

そう、あの頃って。
いや、今も実は、、だったりか。

「お泊り」って何か起きるんじゃないか
そんな魅惑の力があるんだよな

約束事とかイベント事のお泊りとか
なんか普段より絶対寝辛い環境なのに良いよね
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

4.0

人生において最も彩度が高い時、
そしてそれと同時に
人生において最も明度が低いあの頃

僕たちはあの頃、
逃げ道を知らなくて逃げ方を知らなくて
全部が全部心に傷を重ねていた

たったひとつの言葉や行動
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.2

純粋にこういう世界になったらいいなって

同性愛の壁=世間からみた反応
みたいな事で進んでいく物語が多い中、

そこに関しては承認に近い黙認を貫いてくれてて
とても清々しかったし、何より2人の恋愛が
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

1.0

友達が珍しく映画館でポップコーンを買ってて

「こんな大きいサイズのポップコーン、
映画に夢中になっちゃって最後結局、
残ってる奴なのに買っちゃった〜!」

って言ってたのに速攻で無くなってた
手が止
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暁闇(2018年製作の映画)

2.9

人の孤独って人それぞれだけれども
なんしてこうステレオタイプの孤独なのかと

こう思ってしまうのって凄く失礼だと思うけど
もし、環境が類似する当事者が観たとして
救われたりすることがあるだろうか

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月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

4.2

モヒートに入ったさくらんぼ
誰だって大好きじゃないですか
特別でたった1つで甘くて赤くて可愛いさくらんぼ

それを卑しさなくあげれる人間になりたいものです

大事なのは、このやり取りが行われたのは
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.4

映画を‪観終わった後、呆然とお手洗いに行き
同じく観終わって用を足す男性達の話し声が
なんとなく耳に入ってきた

「つまんない大人になっちゃったなぁ〜」
「俺、夢とか希望なんか全くないっすよ」
ヘラヘ
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.8

ずっと何故か言葉を書けなかったんです
良い映画ではあったんだけど
不思議と何も言葉が浮かんでこなかった映画

みんな自己肯定力に欠けすぎていたのかな
人生を左右されてしまう人が多すぎるし

それぞれが
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

5.0

恋心は冷めないまま夏に溶けていく

知らず知らずが来るまでのあの苦しさは
大人になってもしんどいもので
自分のこの先がどうなるかなんて分からなくても

隣で笑ってくれている君の姿が
変わらずに見えてく
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

そういえば、つい最近。
自分が友人に言われてハッとした言葉があって


「何がそんなに不満なの?」って。

僕がただ単に愚痴をこぼした訳でもなく

僕から観た世界の話や、物事の道理。
人間の感情、行動
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ウェルカム・ドールハウス(1995年製作の映画)

3.6

シュールで謎にロマンティック
ポップすぎない、でもちゃんとこじらせてる
人生甘くない、私のキャンディ奪ってくれない


はちゃめちゃな物語の構成なのにそれがまた良い

多分、現代ではかなり必須項目の
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あの日々の話(2018年製作の映画)

3.8

いつの日か、
「終電を逃さない男」と化してしまった僕と、
朝まで楽しむぞ!と頑張っていた僕が覗き見える


僕の経験上の話なんですけど
大体、しっかり終電までに帰ってる人の方が
多分だけど何もかも人生
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