うちむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.0

長い年月にも耐えて古典作品になりそう。支配される怒りや悲しみを感傷的に大げさに描かないからこそ余計に身にしみる。役者さんたちがとてもうまい。
支配する者、される者、どちらにも成りうるこわさと苦しみを感
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.5

ダンスの完成度とアイデアが素晴らしい。ワクワク、ホレボレ、高度なものをみせてもらえた感動で一杯になる。
映画を観て幸せを感じてほしいと伝わってくる作品。

数年前観て脳裏に焼き付いたダンスの凄さは、今
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甘い生活(1959年製作の映画)

3.2

アニタ・エグバーグ扮するシルヴィアは美しさも言動も浮世離れ。

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

5.0

作り物とは思えない。
五感を刺激される素晴らしい映像と自然体な子供たち。まるで自分もそこにいて冬冬と現在進行形で一緒に体験した感覚。

とても懐かしく切ない。

晩春(1949年製作の映画)

3.0

親思う心に勝る親心の話。
怪奇映画を思い起こさせる原節子の表情が怖かった。
サイクリングシーンの看板はアメリカっぽい。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.5

原作とは内容が変わっている所もあったけど、私が感じた印象は壊されなかった。小説を90分に要約その上独自の味付けしても原作を壊さないのはすごい。でも、やっぱり原作が好きだけど。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.2

美しすぎた。風景も二人の容姿も周りの人達の心も。この両親も女友達も物わかりがよすぎて人間味がない。エリオだけが生きてる感じ。でも、最後のエリオの表情を観られただけで映画館まで来てよかったと思った。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.2

前作同様面白かった。気軽に何度でも観られそう。次回作も楽しみ。
グルート小さいものに接するときの忍耐強さ優しさは見習わなくては。


2回目 2019/5/18
やっぱりガーディアンズは好き。前回より
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

面白かった。ゲームと現実の違いに戸惑う様に笑いがこみ上げてきた。特にジャック・ブラック。後半より中盤までが楽しめた。

人魚姫(2016年製作の映画)

2.8

笑いも結末も中途半端。タコ男だけが救いだった。

蠢動 -しゅんどう-(2013年製作の映画)

1.5

人道ものかと思いきやスーパーヒーローものか⁉と、人間離れした強さに笑ってしまった。

上司の考えは甘いし部下は暴走するし、これでは藩の存続も危うい。

モスクワは涙を信じない(1979年製作の映画)

3.5

ソビエト時代のモスクワはもっと暗く制圧的で不自由な生活なのかと思ってたけれど違った。
三者三様の幸せの定義そして悩みには「時代や国は関係ないなぁ」と思い、歌や音楽、おしゃれ、そして人との語らいがくれる
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

5.0

マーベル物は苦手だったけどこれは面白かった。食わず嫌いしないでほんとよかった。音楽もいい。


2回目 2019/5/16
エンドゲーム観るために復習。
初回より余裕をもって観られるので、より深く理
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.0

登場人物の誰も好きになれなかった。
エブリーヌがなぜトマに惹かれたのかも全くわからない。

博士の愛した数式(2005年製作の映画)

1.0

原作のイメージを壊された。
こんな押し付けがましい話だっけ。
深津絵里の演技が薄っぺらに感じ、音楽も陳腐で逆効果。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.2

月に囚われた男を連想したが、ただ怖いだけで終わった。

人がいない、温もりのない住まい、人の野心、AIとの関係などいろんな怖さ。
違う感情も感じたかった。

異邦人の河(1975年製作の映画)

3.6

強い怒りと、こうであろうとする美しさ。

モノクロ画面が登場人物の心象や時代と結び付いて残る。
ありのままの自分で生きる強さ、苦悩、悲しみ。
生まれる境遇を自分で選ぶことはできないがそれを受け入れてる
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.2

オープニング移民の歌がかっこよく期待に胸が膨らむ。
が、終わってみればルーニー・マーラの体当たり演技がもったいないと思えるような展開だった。
いろんな要素を詰め込みすぎてミステリー的には肩透かしされた
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.9

印象に残るのは歌よりも色。素敵できれいな色の服やリボン、傘。オープニングの傘とりどりにはワクワクした。
揺れる思いとの葛藤、信じ抜く難しさ、そしてその明暗をラストの二人でさりげなく見せられた時の切なさ
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恐怖分子(1986年製作の映画)

3.5

いやなものを観てしまった感じ。ズドンと重い。観てて眠くなりそうだけど観てしまう、そして後半一気に目が覚めた。
抑揚のない描写のせいか大半は人間味がないのにラストは人間らしくてとても怖い。

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

3.0

道理にあわない世の中への怒りを感じる題字の出し方。

主役西が手の内を明かしすぎたり自己顕示欲が強いし、悪人になりきれない所など人間らしいのかもしれないが、観ててストレス。 観終わり、映画と現実が重な
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.7

あの結末はやりきれない。
地味だけど上等みたいな作品。
ジャック・ニコルソンは怖いもの知らずで闇に向かう探偵役に合っていてよかった。フェイ・ダナウェイの眉毛は忘れられない。

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.6

タイプライターの音が耳に残る。ただただ真相に向かう記者の姿。余計な感情は描かずに退屈させないのはすごい。
金を追え!の人は一体だれ?

編集長主役の物も観たくなった。

西鶴一代女(1952年製作の映画)

3.9

不幸に終わりがない。それでも生きていかなければいけない。浄土真宗を思わせる物は、せめてあの世には他力本願で極楽へということなのか。 一生記憶に残りそうな作品。

藍色夏恋(2002年製作の映画)

5.0

最高!ラストの自転車疾走、笑顔。
シャツ、風、笑顔そして音楽、どれを思い出しても切なく苦しい、だけど先に見える希望というか何か温かいものが胸に広がる。初公開時と変わらぬ余韻を観賞後感じられてうれしかっ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

やっぱりパークの方が好き。
ヒロインが嫌いだし、館長はあっけない。いろいろ❔❔がつきながら観てしまいました。
鳥の恐竜はどこへ…も心配。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

巷の称賛の波に乗りたかった。流れる曲を知らなさすぎた。
残念。

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

これは好き。観た後も思考の世界に長らく浸ってしまった。
エイミー・アダムスの静かな演技がこの映画の印象として浮かぶ。エイミー・アダムスを特に好きではないけど、いろんな映画で記憶に残る女優さん。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

スピルバーグすごい❗新しい何かを提供してくれるスピルバーグはほんとにすごいと鑑賞中も驚くばかり。
スピルバーグさんありがとう、あなたがいてくれて良かったと言わずにはいられない感じ。
ただこの作品が好き
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.5

期待外れ。つまらない。
トム・クルーズの演技がわざとらしい。お金はかかってそうなのにもったいない。

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.2

クリス・プラットだしエンジニアだから成り立つ話。
その後の二人の寿命差が気になった。
映像は美しいし二人も役にピッタリ。

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.8

スノーデン氏及びその周りの人達の冷静さと賢さと決断力に驚き。
権力者、特権保持者の倫理観価値観に左右される監視支配の現実が怖い。
報道番組で、スノーデン氏は共謀罪に警鐘ならしてたなぁ。

故郷(1972年製作の映画)

3.8

時代の変化には逆らえない。家族それぞれの感情が風景と共に胸に迫る。

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

3.8

どんな人と出会うかで人生大きく変わるんだろうなぁ。
その後のダンカンを観たくなるラストでとてもいい。

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.8

記憶に残るわ、これは。
宇宙ものとしての予想とは違って意外な話でビックリ。
怖くて悲しいけど未来で起こりうる話かも。