方眼さんの映画レビュー・感想・評価

方眼

方眼

映画(2084)
ドラマ(1)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.1

2018年”Bumblebee”。サイバトロン星、B-127。地球、1987年(インターネット黎明期)。発声装置破壊、記憶セル故障。母とロン。弟は空手、黄いろ帯。Duran Duran。ビートル。ヘル>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

4.1

2012年”Prometheus”。「エイリアン」の前日譚、というか語り直し。まあカーペンター師匠もやってるし。シチュエーションと展開とキャラ顛末がほぼ同じで、物語上の設定時間と宇宙人(エンジニア)と>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.2

2021年”A Quiet Place: Part II”。監督脚本、細かい気配りのシーン設計、どう動くかは夫婦でディスカッションしてるはず。続編で主人公が緩やかにシフトするが、亡くした家族への想い、>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.1

2009年”Fantastic Mr. Fox”。父さんキツネは美しい妻と変わり者の一人息子アッシュと、ほかの動物たちと一緒に農場近くの木に住んでいる。アッシュのいとこクリストファーソンがやってくる。>>続きを読む

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.8

2020年”A Christmas Gift from Bob”。ボブ君本人(本ネコ)が助演するシリーズ2作目。トイ・ストーリーにしてもカーズにしても、2作目は相棒のほうにクローズアップするのは、バデ>>続きを読む

フリー・ウィリー(1993年製作の映画)

3.9

1993年”Free Willy”。親から離れた少年とシャチの交流。ウィリー良く仕込んでるなあと感心する動物映画。「子鹿物語」ほどの自然と共存することの厳しさも無く、「E.T.」ほどの細かい情感も無い>>続きを読む

弾丸を噛め(1975年製作の映画)

4.1

1975年”Bite the bullet”。タイトルがしびれるほどカッコいい、大陸横断馬レースを舞台にした西部劇。1900年代初頭で主人公クレイトンと相棒マシューズはスペイン戦争での戦友。マシューズ>>続きを読む

コルドラへの道(1959年製作の映画)

4.1

1959年”They Came to Cordura”。1916年メキシコ反乱を鎮圧するアメリカ陸軍。戦場での勇者に名誉勲章を与えて、これから欧州への兵隊募集をかける第一次大戦の世論対策としたい。以前>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.3

2005年”Brokeback Mountain”。1963年から約20年にわたる二人の交流。牧場農夫イニス・デル・マーは茶系の服でメソジスト派(規律重視、父の教え)。ロデオカーボーイのジャックは青系>>続きを読む

カウボーイ(1958年製作の映画)

4.0

1958年”Cowboy”。シカゴとメキシコを旅する牛追いの生活。トランボがノンクレジットで脚本に参加していると知って観るので、対立するフランクとトム、トレイルチームの自由な意思と行動、干渉と自己責任>>続きを読む

西部無法伝(1971年製作の映画)

3.9

1971年”Skin Game”。クインシーが主人、ジェーソンが黒人奴隷、といった役割の詐欺師コンビ。奴隷制度が州によって異なる19世紀末のアメリカ、競売して逃走というジェーソン側にリスクが大きい方法>>続きを読む

マーベリックの黄金(1971年製作の映画)

3.8

1971年”Catlow”。ここでいう”maverick”とは焼印が押されていないはぐれ牛のこと、持ち主が不明なので自分のものにして良いという意味で、後半の南北戦争時に北軍が隠した黄金とのダブルミーニ>>続きを読む

ジェロニモ(1993年製作の映画)

3.7

1993年”Geronimo: An American Legend”。最後まで反乱したチリカワ族ジェロニモを護送する。ミリアスのプロットなんで、近代アメリカと未開文化の対峙、暴力による支配と反逆、勝>>続きを読む

たくましき男たち(1955年製作の映画)

4.0

1955年”The Tall Men”。南北戦争ゲティスバーグの闘いで敗走した南軍にいたアリソン兄弟が、戦後放浪している。モンタナはゴールドラッシュ、ここで一儲けしたいと酒場で金持ちのネイサンに目をつ>>続きを読む

限りなき追跡(1953年製作の映画)

4.0

1953年”Gun Fury”。南北戦争後、ルイジアナにいたジェニファーは、婚約者ベンとカリフォルニアの農場で暮らす予定。テキサス超えてアリゾナまで来た乗り合い馬車は北軍の騎兵隊に警護されている。待ち>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

4.2

2023年”All of Us Strangers”。個人的な話だが、まさに昨日、実家で(生きてる)両親とごはん食べて話をした。実家の二階には、Frankie Goes to Hollywoodの”W>>続きを読む

ディファイアンス(2008年製作の映画)

4.0

2008年”Defiance”。=”抵抗”なんだが、resistanceだとパルチザンで戦う意味が強くなるのでこうしたのかな。クレイグ007の2と3作目のあいだ。1941年ナチスのユダヤ人狩りから逃走>>続きを読む

スターリングラード(2000年製作の映画)

3.9

2001年”Enemy at the Gates”。雪を口に、自分は石、目を狙って、少年は狼を撃つ。1492年9月、機関車、赤い角のような旗。スターリングラードへ。渡河へ空襲。市街戦、5発で5人。ビラ>>続きを読む

スターリングラード(1993年製作の映画)

4.0

1993年”Stalingrad”。ドイツ製作、独ソ戦の激戦地スターリングラードでの攻防を描く。1942年イタリアでの休養からスタート、トンネルの向こうはロシア大地。占領してやるなどと息巻いてるうちに>>続きを読む

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

4.2

2017年”Tuntematon sotilas”。フィンランド製作、ソ連との継続戦争を描く。前段として1939〜40年、冬戦争でカレリア地方がソ連に占領され、国境が西に移動。41年ドイツ軍の後方支援>>続きを読む

デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

4.1

2019年”Danger Close: The Battle of Long Tan”。豪州製作のベトナム戦争映画。一般にはあまり知られてない、オーストラリア軍が参加した1966年8月のロングタン・ゴ>>続きを読む

高地戦(2011年製作の映画)

4.2

2011年”고지전”。1953年朝鮮戦争停戦直前。”AERO-K”という高地を、韓国軍ワニ中隊と人民軍が何度も取り合う陣地戦。戦争映画のエッセンス、韓国独自の歴史、エモーション全開のドラマがミックスさ>>続きを読む

アウトポスト(2020年製作の映画)

4.1

2020年”The Outpost”。2006年アフガニスタン北部カムデシュ。リトルビッグホーンで戦死した将軍にちなんだ名”キャンプカスター”。キーティング大尉。夜間到着、寝床の取り合い。すり鉢状の基>>続きを読む

長い灰色の線(1954年製作の映画)

4.2

1955年”The Long Gray Line”。ウェスト・ポイント士官学校に勤務したマーティ・マーの伝記。陸軍士官学校、校舎入口は切り取り画面とロングの隊列の組み合わせ。同じく食堂もロング、静かな>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

2023年”Past Lives”。24年間初恋の相手を思い続けるヘソンと、韓国からカナダに移住し今はN.Y.に居る脚本家のノラ。ブルックリンでの再会は、互いのカップルとの仲/不仲を軽く探り合う会話、>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

2023年”Oppenheimer”。量子力学では、物質には粒子性と波動性の両方があるとされ、両性質は同時には観察されない。人間に火を与えたプロメテウスとして、オッペンハイマーを描くにあたり、監督は量>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.1

2023年”The Pope's Exorcist”。教皇直属、実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルトの手記を元にしたアクションお仕事ムービー。悪魔祓いの仕事紹介、9割はプラシーボ、1割は本当の悪>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

2023年”Knock at the Cabin”。人里離れた森の中の一家3人、そこへ4人の訪問者。白い服着た大男の小学校教師、黄色い服の看護師、青い服のバー店員、赤い服のロン。4人揃った時点でロンに>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.1

2023年”Wonka”。「魔女の宅急便」のような、見知らぬ町に夢を持ってやって来て働く若者の成長物語(ウォンカ=キキ、ヌードル=トンボ、ウンパルンパ=ジジ、ミセス・スクラビット=オソノさん、ほか)。>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

2024年”Dune: Part Two”。IMAX案件。あらすじ→精神を変容させる香木・蘭奢待の効能で目が青くなった織田信長は、砂漠の領主斎藤道三とその娘濃姫と共に、亡き父信秀のかたき今川義元と戦う>>続きを読む

金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.2

2023年マッドハウス。岩本ナオ原作。隣り合う2つの国アルハミドとバイカリは、長年交戦状態。貿易が盛んで国富はあるが水資源の枯渇が見えているアルハミド、その王女サーヤと猫。貧乏国だが水は豊富なバイカリ>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

2021年。ポンポさんはプロデューサーで、アニメ的万能感を持つ短軀の美少女。映画作りを思い詰める青年監督、業界に入り居場所を作っていく新人女優、キャリアとスキルのあるベテラン男優、これ「バビロン」だが>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.9

2021年。「エアフォースワン」「ダークナイト」、伊藤計劃っぽいワークも。夜のシーンは「ガメラ3」。戦闘は暗い画面、ドルビーシネマやHDなど鑑賞環境にお金を出させる演出。富野さん原作なので、ガンダムの>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

2023年”American Fiction”。堅物エリート作家エリソン、ニヒリストで「恋愛小説家」のニコルソンを想い出す。ギリシャ悲劇の詩人アイスキュロスの二次創作、そら受けんわ。ボストンの実家へ、>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

2023年”Saltburn”。ナイススーツの新入生オリバー、オックスフォード大に入学。メガネの数学オタクしか話しかけてこない。アメリカンブラックとのハーフらしいファーリーと、ゼミでマウント取り合い。>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

2023年”Anatomie d'une chute”。フランスの雪山。階段から落ちてくるテニスボール、追う犬スヌープ。ドイツ人作家の妻サンドラとインタビュー学生の会話、アップ切り返しで作家はワイン呑>>続きを読む

>|