ゆっけじゃんさんの映画レビュー・感想・評価

ゆっけじゃん

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否定と肯定(2016年製作の映画)

1.2

~2024-04-28再視聴のため編集したけど本旨は変わらなかった~

ホロコースト否定論者のアーヴィングに対して危機感を募らせたリップシュタットは、自著で「最も危険な否定論者、証拠は捏造、数値は歪曲
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

1.3

面白さは概ね期待通り(の低さ)でした。

ラストの主題歌が、これはギャグ映画だよ宣言かなと。
ならば原作には敵わないとか、日本人に合う話じゃないとか、そういう真面目なツッコミは野暮ってもんで、「笑い所
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

あんまり刺さらなかった。
前二作がどちらも好きだったので同程度の期待をもって鑑賞したのだけれど、残念。

映画における「地域に愛された少女の死」にはもっと大きな秘密が期待されてしまうのではないだろうか
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フロッグ(2019年製作の映画)

2.0

不穏な空気とハラハラする事件と意外な犯人が揃ってるのに、何故かグッと来なかった。
たぶん中盤で視点が変わってからの「お前ら誰やねん」感が強すぎたのかも。
もし短編の前後編だったらもっと評価が変わってた
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

2.0

この作品の主力武器が一発ネタに限りなく近いものであることは原作公開時にしつこいくらいにネタバレを禁じていたことからも明らかだが、そのリメイクを忠実に同じ構造でやってもそりゃあ「前に一回観た」ってなるで>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

あらすじだけなら「ちょっと嗜虐的なサイコ美人に手を出して受け止めきれなかった話」なんだけど、話よりも映像が刺激的だった。

個人的にスプラッタ全般の血と肉がチープに見えてしまう質なので、その点はあまり
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

2.9

楽しく観られた。
人物も展開も本当に分かりやすいので何も考えずに観られる。

逆を言えば刺激的な内容ではないよう
もうちょっとなにか欲しかった

例えば歴史上イカサマと言われた無数の人たちも悪魔から人
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

1.6

すべての登場人物が最初から最後までずっとどこかで聞いたことのある陳腐なセリフを吐き続けます。
テンプレートから外れた刺激的な人間は誰一人として出てきませんでした。

なんにも考えないでつけっぱなしにす
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

64ロクヨンに似てると思ったら監督同じだった。
この作品と同じく貧困とセーフティネットの話だった「わたしはダニエル・ブレイク」を見たときもしんどかったが、邦画でやられると身近さも加わってさらにしんどい
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人数の町(2020年製作の映画)

1.6

少し前に見た。少し残念。

貧困ビジネスと民主主義多数決ハックを合わせたような仕組みの部分は面白い。
でも、それだけかな。

邦画で架空の施設を出すとなぜかどれも小スケールで現実味がないチープさが醸さ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

何度も見返している。大好き。

映像、音楽、ドラマすべて良いのは皆書いている通りの素晴らしさなので、別の好きなところを。

人間を補佐するロボットに対する倫理観がとても面白い。

今作のロボットは信頼
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
犯人の異常者っぷりが好き。
実は二重人格で主人公が犯人みたいな取ってつけたようなことをやらないのも好き。

風鳴村(2016年製作の映画)

2.4

ホラー映画は仲間を誤解と不審だらけにしがちなんだけど、これがただ不快なだけになってしまった。
「化け物に殺されるのを見た?お前はいかれてる!」をずっと見せられても別に怖くも面白くもない。

不快な人間
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カウントダウン(2019年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

さてこの映画の敵、本当に悪魔だったと思う?

①カウントは確実に守る
カウントが終わった人間には1秒もオマケしてくれない。
しかし、カウントが終わるまでは何やかんや命を守ってくれる。
(数時間前からち
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アーカイヴ(2020年製作の映画)

3.2

面白かった。
ラストのオチが二段階あって、二段目は無いほうが好み。

人工物J2の愛憎と、そこから発展した嫉妬と謀略なんていう素晴らしい人間臭さをなかったことにしないでほしかった。
生命倫理に震えたま
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

積極的に嫌いな作品。価値観が全く合わない。

個人的にアカデミックな人たちは好きなので、科学者に陳腐な頭の悪いセリフを言わせる作品が嫌い。


決定的にダメだったのはラスト。

蓋を開けてみればずっと
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複製された男(2013年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

どう解釈してよいか分からんストーリーで何度か観た。面白かった。

しかし映画ライターの人たちの考察が「不思議な部分はぜんぶ性欲と抑圧のメタファーで主人公の妄想」とするものばかりで気に入らない。

これ
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
孵化した謎の生き物アッリをがっつり画面に写してくれたのが意外だったけど、だんだん変化していく様も見どころだからか。

ただ、不気味なホラーのはずが要所要所でアッリの「鳥」度が高く、序盤か
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レッド・ライト(2012年製作の映画)

2.3

超能力と解明しようとする科学者と名優と意外なラストと……。好きな要素が沢山なのになぜかまったく刺さらず。

ショートウェーブ(2016年製作の映画)

1.1

話がよく分からんかったし、突然でかい音でびっくりさせ続けられた。最初から最後まで。

「受信した得体の知れないメッセージ」はこの映画本編だった…!ならメタレベルが少し上がってちょっとキモい。まあそんな
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暗数殺人(2018年製作の映画)

1.5

物的証拠がないから無罪!って言ってみたり、物的証拠はないけど有罪!って言ってみたり。

熱い刑事もイッてる犯人もめちゃ頑張ってたのに司法がそれじゃあ(映画的に)報われない。

来る(2018年製作の映画)

2.6

原作未修につき細かいところは分かりませんが、大霊能お祭り騒ぎが原作通りに再現されてればもうそれで大満足の出来なのでは?

……え?あのお祭りは映画オリジナルなの?

新聞記者(2019年製作の映画)

2.1

無能な政府のスキャンダルを掴んだけど
優秀な政府の隠蔽工作で世に出ませんでした。

マスメディアが主役になるといつもこう。
権力側は優秀なのか無能なのかどっちなの?

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

1.1

素直に感動作として見たら本当に意味がわからず面白くない。

教師は機械的かつ権威的で、生徒は動物。
クラスがまとまった理由も特にない。


なので、棘が仕込んであると思いたい。

・冒頭のスカーフの揉
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

2.5

イタリアの犯罪組織にはもしかして博士しかいないのでは……。

前2作と比べると(比較的)シリアスな場面が多く、イタリア語巻き舌早口ビートボックスが少な目だったように思う。

老教授が憂き目にあう展開が
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

2.6

2作目にして、もはやお約束のように集合し早口でボイパしあう教授たち。
専門用語の巻き舌ドラムが今日もイタリアにこだまする……。

今回は不誠実な女警部に振り回されてひどい目に合うのだが、さすがイタリア
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.0

主人公チームが全員頭いい割に話はまったく複雑じゃないので、早口のイタリア語がボイパかなにかに聞こえてきて気持ちよくなれれば3部作続けて観ても大丈夫。

屍憶 SHIOKU(2015年製作の映画)

2.3

面白かった。
意味も無くおばけが出るのではなく、何が起きているのか最後にはある程度判るようにきれいにまとまっていた。
怖さはさほどでもない。

以下脱線。
別なメディアでも台湾の有力な霊能者はオバチャ
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

2.2

「主人公の男に近づくと死ぬ」という、ありそうであまり見たことがないシンプル設定にとても期待を寄せたが、観終わってみればその設定は本筋のストーリーにほぼ絡んでいなかった。
メインストーリーのギミックは、
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.4

北九州監禁殺人事件をもとにしたホラー。
面白かったが、最初から最後までずっとモヤモヤした。
彼が誰なのかだとか、あの薬は何でどこから入手してるのかとか、元の一般住居にあんな地下施設があるのかとか、そう
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

2.5

「韓国原作のサスペンス映画」というより「宮部みゆき原作の2時間TVドラマ」のほうがしっくりくる感じ。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

ミッドサマー が周囲で話題になっているのでパッチテスト的に同監督のこちらを鑑賞。
雰囲気も小道具も役者もとても不気味で良かったし、びっくり系ではなくちゃんとホラーだったのも好きなんだけれど、申し訳ない
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

大量殺人犯の父親、強姦、不倫、母は若い男との再婚、息子嫁の不倫疑惑、隣人との関係…。
一つでも大騒ぎできそうな話題がいくつもちりばめられるのに、淡々と自棄にならずに生活を営んでいく主人公。

最初の感
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.3

面白かった。
ちょっと疲れてるときでも観られる良いコメディー。

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