towaさんの映画レビュー・感想・評価

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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.6

フー・ゴーとグイ・ルンメイのキャストに惹かれて鑑賞
夜の場面が圧倒的に多く、蛍光ネオンや電球の光が印象的(靴にもライト)
ちょっとよく分からなかったところもあったけど、ラストは良かった

彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

4.0

チョン・リョウォンが少しずつ変化していく姿に感動してしまった

無人島で自活始める主人公に序盤で頭抱えたけど、アイデアの数々に驚き、ジャージャー麺へのひたむきさに心が疼く
そしてその姿は誰かの希望にな
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

最近たまたま北アイルランド紛争に関する本を読んだので

暴動はこんなに突然発生するのか
宗派は見た目じゃ分からない、って女の子が言ってたけど本当にそう

白黒に黄色の字幕とても良い

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.6

愛とは?
友情も恋愛もその間にある気持ちも全部受け止めたい
ポール、最高でない??賢くはないけれど実直さに泣けた

田舎の狭いコミュニティでコソコソデートしたり、町を出るのか残るのかという選択は時代を
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

小樽の雪の風景のせいもあるのかな
静謐な空気の中で、日韓2人の女性がすごく美しいと思った
自由気ままな猫が良い

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.6

ロッシ・デ・パルマは80年代アルモドバル作品の黒いロングヘアに真っ赤な口紅とボディコンで記憶が止まってたんだけど、今作では比較的地味な田舎の中年女性として登場したからビックリ
不穏さをまとうのは相変わ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.8

だいぶ前に観たんだけど
すごく面白かったんだけど、エンタメとして良作、という枠は出なかったかな
何度も思い返したり、観返したりすることは無いかな、という感想

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

アントニオ・バンデラスがいい意味で枯れた感じに歳をとっていて驚いた
時折昔の記憶を思い出して目尻に涙が滲んでいる彼の姿に心打たれるものがあった
過去の自分への克服、赦し、発見
この作品にはそんなものが
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.6

『フランシス・ハ』みたいだな、と最初は思ったけど結構違う
敢えて言うならこちらは生々しさが際立つ
主演女優が脚本を書いており、女性でないと書けない本だと思う

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

4.0

観ておきたくて観た
『アイツら(イスラエル兵)はエグい』ってイスラエル将軍役の俳優のセリフが一番みぞおちに来た
実際にエグ過ぎる

アラブのドラマにどハマりし、素直に楽しむイスラエルの女性たちが良かっ
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.8

大地震なのかな?と思ったけどそうでもないようなファンタジー設定
鑑賞中、何も無くなった大地で希望なく生き続けることが出来るのか、という疑問がずっとあった
マンションがあってもいつか全て尽きる
争いがあ
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キカ(1993年製作の映画)

3.6

昔1度観たことあるけどストーリーをまるで覚えてないのは理解できなかったからと思う

震えるほどの奇天烈さ
キカを演じたベロニカ・フォルケはピンクの電話のよし子ちゃんみたい(褒め言葉)
ファニーな声や表
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イヴの総て(1950年製作の映画)

3.8

オールアバウトマイマザー観たらこれも観ねばと思いつつ幾年月
やっと観た

序盤からオールドアメリカンな語りで最高
みんなマーゴに感情移入するんでしょうか
私もマーゴ派でした
マーゴ役のベティ・デイヴィ
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

4.2

大好きで何度もみている
今回は3年振りくらいだけど魅力は色褪せない
出てくる女たちは一様じゃなく、いくつもの側面を持つ
立ち回りやセリフがコミカルで深刻さとのバランスも絶妙

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.8

ナザレ→パリ→ニューヨーク→ナザレ
その街の風景や人々を観察して流れていくような映画なんだけど引き込まれる
故郷のナザレに戻ってきても、見知らぬ人たちとの出会いがある
人生を生きることが、もはやストレ
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

3.8

噛み合ってるような噛み合ってないような会話と通じあったようなすれ違ったような気持ちのやり取りが面白い
タイミングと放つ言葉によって事態は急変してしまうね

ホン・サンスの作品は男は女に翻弄され(アホな
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中国卓球~窮地からの反撃~/中国ピンポン:凱旋(2023年製作の映画)

3.6

英語字幕で観たから理解度40~50%くらい

久しぶりにみた邓超
なぜか彼を見るとオ・マンソク思い出す
似てる気がする

孙俪も出演
月に咲く如くの役者たちも何人かいて嬉しくなってしまった

バービー(2023年製作の映画)

3.5

テーマには強く共感するけど、映画というより教育番組のように思えた
アラン、良かったなー

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

飛行機の中で鑑賞
2人が互いに思い寄せる過程に乗り切れず、輪廻の理屈も理解出来ず、ああ退屈と思っていたのに、最後のタクシーから街を臨む彼のカットで強烈に胸を締め付けられた
参った
映画にはこういう瞬間
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.9

前半は密室サスペンスに見えてハズレだなーってちょっと思ったんだけど、パクソダム演じるユリコの転調からが凄かった
女たちが痛快だ

でもそもそもの大日本帝国がしんど過ぎて×100
韓国作品なのに日本語が
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.7

ストーリーに見入りつつ、ちょっと上手く出来すぎてる感あったかな
裁判の顛末もスノの結末も

一審までの裁判官がすごく良かった
もっさり冷めた感じ、リアルな存在感醸し出してた

国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.4

韓国通貨危機は他のいくつかの作品でも言及があるので韓国の多くの人の人生を狂わせた事件だったんだな
私は子供だったので実はあんまり覚えてない
当時を知るには良い作品だが娯楽作としては浮上しなかった
テー
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

3.5

ユ・ヘジン目当てに鑑賞
初っ端から情報量多く話について行くのがやっと
ファン・ジョンミン演じる刑事の荒々しさや情けなさは人間臭くてよかった
そして、観客の思い込みや願望をバッサリ切って突き進む作りは清
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

劇場に観に行けなかった本作、年内間に合って観れて良かった(配信だが)
圧倒的な発想力とそれを映像にした熱量が凄くて凄い凄すぎる
怒涛の展開についていけないとこ沢山あったけど花様年華のパロはカッコよかっ
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.8

熊が指すものを理解出来ていないとは思うけど
自分は国境を越えられない人達の話として観た
越えられないのは何故か、阻むものは何か
たくさん考えながら観た

邦題が良い、読点が

アイ・キャン・スピーク(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ただのコメディが見たいと思ってチョイスしたのに後半でまさかの展開
びっくりした
Speakの目的語は当然Englishと思ってたよね

でも見入ってしまった、、、
昨今、慰安婦問題は私が子供の頃よりも
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ハント(2022年製作の映画)

4.2

久しぶりに映画館にて
これまで色んな作品見て蓄積してきた80年代韓国の知識をフル稼働させながら観た
面白い、、、!でも辛い
自国の過去にきちんと怒りを表す韓国映画に何度も唸ってしまう

もう1回観たい
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.8

ポスターのほっこり感に騙されてはいけない
穏やかに始まるが中盤からロシア映画らしいロックな展開

エレーナの暮らす田舎町の風景は美しいけれど生活の厳しさが端々から伺い知れる

少し前にウクライナの田舎
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素晴らしき眺め/奇跡の眺め(2022年製作の映画)

3.6

昨年の東京中国映画祭に行けなかったのでネトフリで鑑賞
この作品は話の顛末よりもサイドに映し出される携帯リペア商売や同僚の結婚式、主人公の妹を預かる管理人のおじさんの存在など、そういうところに味がある
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

散文詩みたいな映画
何が良いって語ることさえ蛇足な感じがする
空撮で街が映るたび、この街の住人たちにもジョニーらのような人生が潜んでると思うと胸がいっぱいに

心のうた(2022年製作の映画)

4.0

ロマの音楽と踊りが心地いい
歌で呼応して互いの居場所を探すシーンはRRRにもあったなあ

名誉の殺人がトルコの田舎にもあるとは知らなかった
家族や愛する人たちとただ一緒にいたいというロマの一家と村人た
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自由が丘で(2014年製作の映画)

3.4

2週間くらい前に鑑賞
大好きなホン・サンス

ピンと来たかと言われれば来なかったんだけどこれはこれであり
時間軸が狂ってんのは終盤でやっと気づいた
だから、え?え?え?と思ってたら終わってしまった
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女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

3.8

途中でアウトラインは検討がつくんだけどどんな終局を迎えるのか予想がつかなかった

ハンメの置かれた厳しい境遇はそのまま韓国社会へのブーメラン
売れっ子のコンヒョジンがハンメ役を演じたことにも驚いた
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.5

終盤のバトル結構尺長く感じちゃった
ミナは女の子だけどラジコンで遊ぶの、すごく良い
ジェンダーバイアスかかってる自分は途中まで男の子だと思ってた

オマージュ(2021年製作の映画)

3.6

前半少し眠かったのは内緒

「あなたは生き残りなさい」
勝たなくてもいい
生き残れば別の風景が見えるかもしれない
映画監督としてだけでなく、映画館に対しても思ったよ

別れる決心(2022年製作の映画)

4.4

怒涛の展開に呆気に取られながら追いすがるようにして観た
観終えてからソレのことを何度も考えてしまう
難民として韓国へ来て、男性の庇護の元生きていくしかない困難さを思う
そして結局は諸々含めてへジュンは
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