隙間さんの映画レビュー・感想・評価

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リアル・スティール(2011年製作の映画)

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中学生ぶりに見直した。中学生のとき字幕じゃなくて吹替で見てたから、今回も吹替で見た。ヒュー・ジャックマンが最後子どものためにゼウスと戦うシーン、めっちゃ感動する。
人でなしの父親が徐々に子どもに対して
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

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日本は敗戦から急速に経済成長を遂げた、という教科書的な歴史理解からは当時の生活を知ることができない。1945年8月15日からガラリと「戦後」になるわけではない。
第二次世界大戦中、大日本帝国海軍の駆逐
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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久しぶりに見た。ものすごく体力を奪われる映画。見終わって溜息しか出ない。
上流階級と下層階級は経済力の差だけではない。さりげない仕草や言葉づかいなど、身体化された習慣にも現れる。演技を練習して完璧に擬
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2度目の鑑賞。いろんな批評や考察を読んだからか、1度目よりもさまざまなシーンに着目できた。ただ、ラストシーンに対する考えは特に変わらず、殺すしかないわなと思った。脚本を書いた濱口監督も、自然とこういう>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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さまざまな寓意が読み取れる難しい作品。政治哲学などの知識があれば、着目したいシーンも増えると思う。まずはアガンベン関連の積読を消化したい。

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

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ルイス・ブニュエルとサルバドール・ダリが共同監督として制作した映画『アンダルシアの犬』。なんとなく見たけど、女性の目をカッターみたいな刃物で切るので有名な映画がこれだったのか。
シュルレアリスムを勉強
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窓辺にて(2022年製作の映画)

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妻の浮気を知ってもショックを受けない自分に悩む、か。周囲の人に対する主人公の態度に感じるのは、他人の気持ちが分からないゆえの配慮というか、定式化された親切な表現や対応を選んでいるな、という印象があった>>続きを読む

アウステルリッツ(2016年製作の映画)

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ベルリン郊外にあるザクセンハウゼン強制収容所に訪れる観光客の様子をカメラで捉え続けた作品。
収容所の門に書かれた「働けば自由になる」の標語、ナチの反体制派らを隔離する独房棟、遺体を処分する焼却炉。一つ
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

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面白かった。登場人物らが交わす会話に引き込まれる。存在と不在、撮影者と被写体の権力性、他者の理解などさまざまアイデアが詰め込まれている。
米米CLUB「浪漫飛行」のような明るい雰囲気で始まると思いきや
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