オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

オーウェン

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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.2

2031年の未来。温暖化に対抗した手段のため地球は氷河期に突入してしまう。
僅かに残った人類は止まることのない列車スノーピアサーで暮らしており、車内では富裕層と貧困層に分かれている。

色々とツッコミ
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ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)

3.3

もはやドローンは日常生活に溶け込んでしまったが、ああいう動きができるなら当然爆弾をつけてと考えるのはいて当然だし、戦争に使われる道具になるのも時間の問題だった。

このドローンを遠隔操作する男を通じ、
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レディ・ウェポン(2002年製作の映画)

1.5

何だろうねこのB級感は。
集められた少女たちが育て上げられて一流の暗殺者へと育てられていく。

この前半部分のいい加減さ。
つまらない訓練シーンやら、スローで誤魔化す格闘のレベルの低さ。

いきなり氣
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(2023年製作の映画)

3.5

北野武6年ぶりの監督作は時代劇。

信長の独断的なやり取りに、秀吉や明智光秀などが反発していき、次第に謀反の行為が色濃くなっていく。

タイトルの首はこの時代では自決の後に介錯のため撥ねることだが、首
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.9

ドラゴンボール超になってから初の劇場版。

相手はブロリーだが、惑星ベジータの滅亡から見せる手法。
またここでカカロットや、ブロリーの生い立ちが語られる。

そのブロリーだが過去の戦いはリセットされ、
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脱走山脈(1968年製作の映画)

4.0

第2次大戦の時代。
捕虜となって送られたのはミュンヘンの動物園。
そこでの仕事は象の飼育。次第に好かれていくブルックスだが、誤ってドイツ兵を殺してしまう。そこで脱出のため象をつれてアルプス越えに挑む。
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

3.4

オリエント急行~に続いてオールスターのキャストで送る、アガサ・クリスティの映画化作品。

前半は豪華客船に乗り合わせる客がそろい、エジプトのスフィンクスやピラミッドなどを眺められる観光旅行の趣がある。
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3(1991年製作の映画)

3.2

1から100年後という設定なので、前2作で主演だったレスリー・チャンは出てこない。

変わっての主演はトニー・レオンであり、幽霊役のジョイ・ウォンは引き続き登場。

コメディ要素やホラー色は大分薄まっ
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ヨーク軍曹(1941年製作の映画)

3.4

アルヴィン・ヨークは田舎の生活にやりきれなさを覚えていたが、ある日出会った信仰によって希望の灯を見る。
その信仰は第1次大戦によって試される。

戦争の中で信仰をという考えは、ある種のプロパガンダを思
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.7

新人映画監督の折村花子は助監督と立場が合わず口論に。
そのことで監督を降ろされてしまい、仕方なく疎遠だった家族を撮ることにするが。

序盤はやたら役者論だったり、演技はどうのこうのという激論を交わすシ
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.6

埼玉をこけおろしたかのような作りの1作目が、まさかの大ヒットで出来た2作目。

海なし県を利用して、湖を作ろうとするため、まずは砂浜を求めて和歌山へ行くが、そこは大阪に支配されていた。

埼玉だけの魅
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

2.9

かつて酒と麻薬で身を崩した二つ星の料理人のアダム。
再び料理人に戻るため新レストランのシェフの座を得る。
そこからは三ツ星の称号を得るため、スカウトに回る。

料理を扱う映画の場合は視覚的に満たされる
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アンストッパブル(2019年製作の映画)

3.2

暴走状態の意味でのこのタイトルなんだろうが、ラストをどちらに寄せるかで意味合いは大きく変わってくる。

娘を失ったことで精神病院に入院し、数年後退院してきた母親。
夫とは離婚し息子の親権争いの中、近所
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.0

中身で言えば同じ阿部寛の「結婚できない男」とか、「アット・ホーム・ダッド」を思い出した。
つまりそういうTVドラマのような映画という事。

子供が結婚によって家を出たことで、初めて二人きりの生活になる
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ミッシング ID(2011年製作の映画)

1.4

マット・デイモン主演の「ボーン~」シリーズに似ているのだが、あちらほどの深みも知的もまるでないので逆に失礼です(笑)

普通の高校生が国家の陰謀に巻き込まれ、両親は違う人間。
追われる中で自分は誰なの
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.1

ボブ・マーリーの伝記映画としては初めてらしく、これまではドキュメンタリーのみという形。
レゲエの象徴という存在だが、本人のカリスマ性から映像化は難しかったのだろうか。

幼少時代はほとんど描かず、既に
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

ヨーロッパ企画のループもの第2弾。

ループものと分かっているので、いかにして戻すのか。
また1作目とどう変化をつけているのか。

舞台を雪降る旅館に移して、仲居や料理人に女将。
そして宿泊客の行動が
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バースデイ・ガール(2002年製作の映画)

2.5

結婚につなげる出会い系サイトに申し込んだ冴えない銀行員のジョン。
そしてやって来たのはロシア人の美女のナディア。
だが数日のうちに従兄弟と名乗る二人組も家に住みつくことに。

何だかコメディ風味の空気
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.0

今でこそ「ローマの休日」や「スパルタカス」の脚本に本名が乗るが、当時は偽名を使われトランボ自身の名が出ることはなかった。
それはトランボが赤狩りの標的にされ、刑務所に収監された人間だから。

映画はい
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ペット2(2019年製作の映画)

2.6

1もそれほど好きというわけではないが、この2はほとんど別物と思える構成。

2作目は人間をほぼ排除して、ペット中心の物語にシフト。
でもこれが滅法つまらないわけで、そもそもマックスとスノーボールのパー
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誘導尋問(1995年製作の映画)

3.6

幼稚園で虐待があったとの報道を受け裁判沙汰になっていく。
これをTVが嗅ぎ付け取材攻勢になり、被告として疑われた家族のプライベートまでが犠牲になっていく。

通称マクマーティン保育園裁判と名付けられた
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若武者(2024年製作の映画)

3.2

冒頭から生気の抜けたような渉。
そこに絡んでくる饒舌な英治。
更に加わってくる介護士の光則。

基本話などはなく、墓参りから、革命という名の3人の会話劇。
とはいえ話すのはほとんど英治だけで、殺すぞと
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.5

単なるBLものではあるが、それがアメリカ合衆国大統領の息子と、イギリス王国の王子となると簡単にはいかない恋愛に。

発展までが案外早く、最初は険悪でケンカの場面まで見せてしまい、再選のため仲良くしろと
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R100(2013年製作の映画)

1.0

松ちゃんはTVとは違う笑いを目指しているのは、これまでの映画版でも充分わかっている。
しかし松本人志と松ちゃんはここまで違うのかと思い知らされる作品の登場だ。

SMが趣味の男に降りかかる出来事は、も
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(2016年製作の映画)

2.7

面白くなり得る素材なのは間違いなかったはず。
それなのに監督の妙な演出のせいで潰された格好。

離島の美浜島で育った信之と美花。
美花と見知らぬ男との情事を目撃した信之は、美花の殺してとの懇願に男を殺
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グッド・ガール(2002年製作の映画)

3.3

誰しも感情を爆発させることのないような、そんなオフビートな感覚を見せるドラマ。

退屈な日常を抜け出したいと思っているスーパーの主婦店員ジャスティン。
同じ職場の青年ホールデンと関係を持ってしまったこ
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ルパン三世 盗まれたルパン ~コピーキャットは真夏の蝶~(2004年製作の映画)

3.2

かつてのルパンの相棒の娘が泥棒として現れる。

その中で持ち主に死を招くといわれる宝石ブルズアイの争奪戦が展開される。
不二子のこずるい戦略によってだまされるルパンだが、これはいつもの展開。

そして
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春に散る(2023年製作の映画)

3.2

翔吾が仁一にボクシングのコーチを頼む。
この図式でいうと、お互いが敗残者のような状態。
燻っていた感情をボクシングにぶつけていく。

ボクシング映画でいえば優れた作品が多くあるが、なんだろう役者は悪く
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ワン・ナイト・スタンド(1997年製作の映画)

2.8

マイク・フィギス監督が描くラブストーリーということで、どうしても「リービング・ラスベガス」を思い起こす。
だがここに有るのは、お軽い浮気物語にしか見えないのがいかんともし難い。

妻子持ちのマックスは
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アサインメント(1997年製作の映画)

3.4

国際的テロリストの主犯であるジャッカルの暗躍。
手を焼いたCIAは最後の手段として、ジャッカルそっくりな海兵隊員に訓練を施して組織に潜入させようとする。

エイダン・クインの一人二役が一番の見ものであ
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マイティ・ジョー(1998年製作の映画)

3.3

ゴリラの造形が精巧なだけに、物語の弱さが一層際立って見える。
それもこれも「キングコング」とほぼ同じ構成だからだ。

ジャングルの中で巨大ゴリラとして現れるジョー。
やがて密猟者の手から守るため、都会
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初体験/リッジモント・ハイ(1982年製作の映画)

3.3

これってキャメロン・クロウが脚本を書いたのかと知り、どうりで選曲のセンスがあると思った。

複数の人物たちの恋や悩みなどを学校生活と並行して描かれる青春もの。

今じゃ懐かしいあの人は今なフィービー・
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シルバラード(1985年製作の映画)

3.1

西部劇としてはほとんど話題にならなかった作品。

つくりは過去のそれを踏襲しているし、悪徳保安官を流れ者のガンマンたちが手を組んで立ち向かうという、オーソドックスな西部劇。

だからか見所だったりお勧
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.9

Netflixとはいえポン・ジュノ監督作品は、やはり見せるだけのクオリティをしっかりと兼ね備えている。

田舎に住むミジャが大切に飼っている豚のオクジャ。
それが多国籍企業によって生み出された遺伝子操
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.5

夢を届けるディズニーとしてはまさにその名の通り。
全てがハッピーエンドになって終わるというのも、嫌味なほどディズニー印。

ただ大人になるとこの構成には少し疑問符も浮かぶ。
すべてが良い子ちゃんという
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シモーヌ(2002年製作の映画)

3.1

「トゥルーマン・ショー」のアンドリュー・ニコルが脚本。
というわけでトゥルーマンとクリストフのように、シモーヌとパチーノの関係もかなり似通っている。

愛情をかんじたり破滅させられそうだったり。
CG
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