枯井戸星さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

枯井戸星

枯井戸星

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サイコ(1960年製作の映画)

4.5

これは名作だなあ。
警察みたいなやつのことがきになる。
家の外観がいい。
最後のカットも好き。
精神分析家が探偵役をやるのは時代が時代だから仕方ないとはいえ首肯できない。

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

5.0

この映画のおかげで遥かに生きやすくなった。
いますぐもう一度観たい。

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.2

意外と退屈した。当時映画館で観てたら結構楽しめたのかな。もっと面白くていいんじゃないかな。
雰囲気が楽しげで、こういう人たちがたくさんいるのかなって憧れて大学に入ると、わりとみんなもっと子供でがっかり
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ペイルライダー(1985年製作の映画)

3.2

『トゥルー・クライム』と『ヒアアフター』でイーストウッドの素晴らしさに開眼して西部劇にも興味を持てるようになったので鑑賞してみたが、なんなんだこれは…。
心霊映像作家イーストウッド。
過去からの声の下
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正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

3.0

『今晩は左様なら』の高橋監督の映画なので見た。
会話は楽しいし最後のバスの掛け合いは、人と喋りたくなる感じだ。思ったよりあっさりさっくり見終わった。

ヒア アフター(2010年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画はこの作品のためにあったと真剣に主張できる。
帽子のシーンでは兄の存在を観客は確信できるし、キスのシーンについても、その予感を観客は確信できる。

トゥルー・クライム(1999年製作の映画)

4.7

イーストウッドは最高だということがようやくわかった。

自分は本当に愚鈍な人生を送っているわけだが、遅くてもよいのだ、とひとに教えることは映画にしかできないのではないかと思った。

ロリータ(1997年製作の映画)

-

快く観れるよう工夫を凝らした通俗映画といった感じかと思ったが、クィルティを小物にして映画論的な構造を極限まで希釈した結果、ラストはロリータとの2人の世界を勝ち取るための闘いという側面が強まって見えた。>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「君はパリだ いいジャズが聴ける」

空席の目立つ小劇場公演の後オーディションが来るくだりはふつうに胸熱だった。

こういう地味な映画が高く評価されてるのって素晴らしいことだと思う。
でも夢=愛=映画
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

4.0

浜辺美波は「戦う女性」像を更新しているのではないかと、『きみすい』『咲』『シン・仮面ライダー』などをみていくうちに確信していったのだが、

賭ケグルイもやっぱり浜辺美波映画だと思った!

終盤15分く
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

自分は「たたかう」という言葉の意味を『君の膵臓をたべたい』の浜辺美波に教わった人間なので、見れてよかった。

傑作『ドンブラザーズ』を見てしまった後では楽しめないのではと思いながら見たが、むしろ『きみ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

5.0以外絶対の絶対にありえん。

娘をテープで羽交締めにするあたりから数分お手洗いで離脱してしまったので、まあそれがなくてもだけど、もう一度みる。
自分にこれを薦めてくれた人々はみな作家たちの来歴の
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ひかりの歌(2017年製作の映画)

3.3

1,3話のシナリオにはすでに『春原さん』の萌芽がある。その分、やはり2,4話に目がいくのだが、2話はFUKAIPRODUCE羽衣の役者が出演して、「果物夜曲」などそのまま歌った後、ヒロインに思いを告げ>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

1.1

つまらなさすぎる笑笑
こんなに酷い映画は久々に見た
タイトルやテーマについては知らんがなとしか言いようがないが(元カノが大人になれてないって勝手に決めつけんのやめなよ、に尽きる)、逆花束みたいな映画で
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.2

大人の恋愛という感じで、自分にはまだ早かった。
しかし、大人というよりは、自分があんまり小市民だからわからなかったのである。恋愛も殺人もゲームの規則に回収されていく映画で、階級を護るとはどういうことか
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対峙(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

傑作。
セラピーものはカウンセリングルームのような密室を要請するので映画と相性が良い。演劇だと観客を巻き込んだりしないとうまく設定が機能しないことが多い。

被害者遺族がセラピー治療済みで、①犯罪を個
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.7

どんどん新しくなっていく音楽に合わせて破滅していく映画。
カメラ目線が多いのが気になる。そこはあんまり面白くないかも。
友達ってなんだろう、ということを考えたい時に、参考になる。

咲 Saki(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白すぎる

天江衣(書いてみてようやく気がついたけど、甘えた子供ということか)が最後に「今回は感覚ではなく意志で打ったけど、打ち方は今までの自分のそれと同じだった。だからもしこれで負けてしまったら、
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

序盤の、いやufoじゃないんかい!とか、チェスの場所とか、ブラフの多さ

バカだからやられるという展開が少なくて面白い

ジョジョの原作らしい

ブレアおもろすぎる 分析してたんはなんだったのか 最初
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

女子高生が『インターステラー』の主人公になったらこうなる、といった類の話で、こちらを先に観ていたらもっと評価が高くなったと思う。
父ではなく女子高生だから、内向的でけしからん、とするか、その無産性をこ
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かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

衝撃的な怪作
石上の扱い
終わり方
副題の良さ くだらなさすぎる内容

茶番感
恋愛論
愛は頭を使って勝ち取るもの、という衝撃的な命題

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ケイコが氷を噛み砕く音が響くので始まるのが、印象的である。

骨伝導型イヤホンは耳を介さない聴取を可能にするので、難聴の改善に一定の効果を持つことが報じられたのは記憶に新しい。
ケイコの耳が聞こえてい
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscsj/7/0/7_76/_pdf

https://mobile.twitter.com/i/events/986245
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

5.0

24歳になって最初に見る映画がこれでよかった。
完璧な作品。
この映画にはありがとうといいたい。

2023.09.23
再視聴。
やはり自分はこの映画を支えにしてきたのだと確認できた。

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

4.6

このストーリーラインでよくここまで面白くできたな、と。『東京上空いらっしゃいませ』級の感動。というか、それを超えた。
靴とブラックアウト 映画と幽霊
シネマ尾道の客席
広島弁の幽霊女と仮住まいの男
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

4.1

新海誠の初期作品は歳を取ってから観た方が楽しめるのかもしれないと思った。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.6

アクセルが停止してからの数秒がよかった。その後の事後の描写も良かった。
消費社会に従属して類型的な行動パターンに徹していること以外、どこが最悪かはあまりよくわからなかった。ので、主人公が破天荒で破壊的
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.7

ここ一年、目の調子が悪くなったことが、自分の趣味を大きく変えたなと思う。
この作品で言えば、前半はかなり退屈した。
それだけに、中盤以降の展開はわかりすぎるほどわかった。目をかっぴらくイメージに一気に
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フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

1.0

馬鹿映画。
あと、やっぱり残念だけどCGダンスは限界があるなと。名作『フラガール』に続けて見てしまったのもあってそこは強く実感してしまった。

フラガール(2006年製作の映画)

4.4

ほんとに素晴らしい映画だけど電車を降りる下りだけ納得がいかない。