Ryuさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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10番街の殺人(1971年製作の映画)

4.0

実録犯罪映画の中でもここまで薄ら寒く、胸糞悪い作品があるのかと驚嘆させられる。普通に撮ってるように見えて、時々エゲツない演出が加わってその瞬間にハッとさせられる。
フライシャーの容赦のなさって全然毛色
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

最近観た実写映画の中で一番ピンとこなかったかもしれない…

霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.1

映画的な瞬間に満ちた長回しの連続。神域すぎる…アンゲロプロスもっと観ます…

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.8

ビョークが素晴らしい。
それは認めるけどそれを除くと露呈される胸糞悪さが結局「美徳の不幸」でしかなく、プロットもそれに沿って作られていて、もはやセルマがめちゃくちゃ戯画的な存在に成り果てている癖にドキ
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.0

序盤チャラい映像だなぁーとか思って、観てる途中もご都合主義感のある設定の粗さとか気になったりするんだけど、舐めてると痛い目に遭います。遺体安置室のシーンの女性の眼差しと、女性の顔のアップとの切り返しが>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.8

ナレーション多すぎてもったいない。台詞無しでも分かることをナレーションで語りすぎてる映画の良い例だと思う。引っかかったのは高良健吾が初めて女の子をコーヒーに誘う場面の時の演技が、高良健吾が陰キャっぽく>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.0

こういう押し付けがましくなくて、演出的にも優れてる映画は良い。
窓の外を見ている先生と主人公の姿が重なる。

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.9

映像というよりも、言葉の力を感じる。ナレーション、サミュエル・L・ジャクソンだったことに気付かなかった。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.1

タイトルテロップ出るところまでの流れが既に良い。映画的な瞬間の連続。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

vaporwave的モチーフをこの制作年のこういった物語に内包しているのがおもしろい。某リアリティ番組を彷彿とさせるが、雑な感じはするし、映っているものにも映され方にもあまり魅力を感じない。その点も含>>続きを読む

悪魔のような女(1955年製作の映画)

4.1

ノワール映画の傑作だった。黒沢清の『CURE』がモチーフ的にも、絵の見せ方的にも影響を受けているのがとてもよく分かる。(服と水のモチーフ)最後の幕切れの薄ら寒さは圧巻。

曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

3.8

黒沢清の映画に対する考えが垣間見れる。ドキュメンタリーとフィクションの差はないと考えてるからああいう映画ができるのだろう、というのがよく分かるし、監督が映画に映し出されてるものを現実とも虚構とも呼ばな>>続きを読む

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見返してみたらめちゃくちゃ明確に『ニンゲン合格』の続編だった。

以下、再びそれなりに雑な考察。
序盤で守(未来を)が殺したおしぼり会社の社長(?)は主人公からCDを奪い去り、3ヶ月分のボーナスつきの
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

映像、演出共に『CURE』並にキレッキレで最高だった。『台北ストーリー』のオマージュも決まってて格好いい。

以下、それなりに雑な考察だけどこれを考えないのはどうかと思う考察。
夢であったかのような、
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

『そこのみにて光輝く』に続いてライターを渡すという行為が関係性の結びつきに繋がっていて、良い。120秒数えるシーンがまぁ最高。即興演出のシーン良い。それらのシーンが映画の物語の部分との乖離がギリギリ起>>続きを読む