想像以上に二人の父親の物語であって、実父の演技がめちゃくちゃ良かった。
歪みすぎてるし、ずっと気持ち悪いし、怖すぎる。もはやホラーの領域に達してる土着的な性のあり方の中に、映像的な違和感がとめどなく押し込められつつ、異様に中上健次的。
納屋に入ってから、やっぱり出ようと>>続きを読む
設定がおもしろそうだなぁ、と思いながら観てみたら結果としてはしんどさを感じざるを得なくなってしまい残念。
映像、演技、物語、演出、キャストのなかで魅力を感じられる部分が無かった。内省的なセカイ系っぽい>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの中で一番好きな作品かも。ここにきて絵のレベルがめちゃくちゃ上がっている気がするし、雑誌内記事という設定と彼の元々の演出が有機的に結びついている。レア・セドゥが最後の作品の前をスロ>>続きを読む
レフンのプッシャーシリーズのドキュメンタリー的なタッチにOPNのアンビエントな音楽を添えてギャンブル中毒者のイカれた病性を抽出して煮詰めると『アンカット・ダイヤモンド』ができる訳だが、情報過多なのかそ>>続きを読む
NetflixやYouTubeのようにありとあらゆる映像作品が一つの画面上でアルゴリズムに基づき等間隔に並べられている現代において、映画を愛した人々が何をもってそういった時代での映像制作に立ち向かうの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
岡田将生の背中に度々苦虫を噛み締めたような表情を浮かべる西島秀俊は、岡田将生が登場するいくつかの場面で鏡が映り込むことも示すように、表裏の存在になっている。
亡くなった妻が中心にあり、そこから分化した>>続きを読む
ジョニー・グリーン・ウッドの音楽と渇ききった物語との組み合わせの凄まじさ。一番気に入った点はそこだった。
大河ドラマであり、モンスター映画だった。兄と弟の関係性がサブテーマとしてあるけど、もうただただ>>続きを読む